海外競馬ニュース 2022年10月06日 - No.37 - 2
盛況なナショナル・レースホース・ウィークの実現に感謝(イギリス)[開催・運営]

 グレート・ブリティッシュ・レーシング(GBR)は、第2回ナショナル・レースホース・ウィーク(National Racehorse Week)を大成功に導いてくださった多くの団体や人々に感謝の意を表します。

 ナショナル・レースホース・ウィークは、エリザベス女王陛下の逝去をうけて最も悲しい状況の中で開始されました。しかし、女王陛下の永遠の情熱が注がれた対象について、国内各地で人々が深く学べる機会を設けることこそが、女王陛下に対する一番の追悼になると競馬界は考えました。

 モールトンとエプソムの人気あるオープンデー(厩舎開放日)と一緒に開催するには遅い日程となりましたが、サー・ヘンリー・セシル・オープンウィークエンドやナショナル・レースホース・ウィークの大半は同時に開催できました。138のイベントから構成され、 800人が26の地域を訪問し、その中には11の学校が含まれました。厩舎が開放されたことで1万以上もの公共スペースが提供されたのです。ナショナル・レースホース・ウィークでは、学校や、体が不自由なために調教場に行けない人々のもとへの馬の訪問も行われました。

 大小を問わずさまざまな厩舎を訪れて強く印象に残ったことは、競馬ファンでなくともナショナル・レースホース・ウィークに引きつけられて馬がどのように世話されているかを知りたいと思った人が大勢いたことです。これほど良い方法はなかったでしょう。というのは、調教師や厩務員の方々はとても親切に迎え入れてくれたのです。初めて参加する人たちのためのツアーや講義は模範的なものでしたが、かなり知識が豊富な競馬ファンにとっても見識が深まるものでした。

 ナショナル・レースホース・ウィークの目的は、一般の人々に向けて競馬を公開し、馬がどれほど大切に世話されているかを"説明するよりも実際に見ていただく"ことで、私たちのスポーツを支えている情熱を示すことです。競馬界および英国が困難を抱える時期に参加してくださった方々の寛大さと柔軟性のおかげで、その目的を達成することができました。実現にご協力いただいた関係者の皆様に感謝いたします。ナショナル・レースホース・ウィークの詳細なレビューは追って発表いたします。

 本日のレーシングポスト紙に広告を掲載し、同紙を含む主な資金提供者や支援者の方々に感謝の意を表しました。同紙はこの取組みについて素晴らしい報道をしてくださいました。しかし、すべての方々のお名前を挙げることは不可能です。いただいたご支援の一つひとつについて間違いなく高く評価しております。また、ナショナル・レースホース・ウィークは競馬を支える人たちの協働によって何が実現できるのかを示すこの上ない模範例だと信じています。

グレート・ブリティッシュレーシング&英国チャンピオンシリーズ CEO

ロッド・ストリート

(関連記事)海外競馬情報 2022年No.9「JRA、ナショナル・レースホース・ウィークを支援(イギリス・日本)

[Racing Post 2022年9月29日「Thanks for making National Racehorse Week such a hit」]