海外競馬情報 2015年05月20日 - No.5 - 4
タタソールズ社、1歳セール出身馬へのボーナス制度を導入(イギリス)【生産】

 タタソールズ社(Tattersalls)は、今年の10月1歳セール・ブック1の上場馬を対象とし、2万5,000ポンド(約463万円)のボーナス制度を新設する。

 この“ブック1ボーナス制度”は、5レースで構成される現行の“タタソールズミリオンズシリーズ制度”に代わるものである。“タタソールズミリオンズシリーズ”は、2016年タタソールズミリオンズ3歳トロフィー(ニューマーケット競馬場ローリーマイルコースで施行)をもって終了する。

 参加馬主は、2015年のブック1で購買した馬が2歳になり、英国のクラス2・3・4の2歳未勝利競走、あるいはアイルランドにおける特定クラスの2歳未勝利競走で優勝した場合、2万5,000ポンド(約463万円)を獲得できる。

 この制度への登録料は、1歳馬購買者あるいは新規馬主1人につき1,000ポンド(約18万5,000円)であり、対象となる英国とアイルランドの競走は、300レース以上と見込まれている。

 ブック1で、購買された馬、主取りとなった馬、最低価格に達しなかった馬は、いずれもこのボーナス制度への参加資格があり、この制度は“プラス10ボーナス制度”と平行して実施される。[訳注:プラス10ボーナス制度は、英国とアイルランドの約550レースを対象に、ボーナスが提供される制度である。このボーナスのプールは550万ポンド(約10億2,000万円)以上]。

 今年10月のブック1から除外された馬が、その後のタタソールズ社12月1歳セールに上場された場合、このボーナス制度の対象となる。

 タタソールズ社のエドモンド・マホニー(Edmond Mahony)会長は、この新制度について次のように語った。「2万5,000ポンド(約463万円)のタタソールズ社10月1歳セール(ブック1)ボーナス制度の発足に、とても満足しています」。

 「この新制度は、タタソールズ社が資金面で大きな貢献を果たしていることを表わしています。また、英国とアイルランドで施行される合計300以上のレースで優勝することにより、3万ポンド(約555万円)以上の賞金を獲得できることは、馬主にとって極めて魅力的です」。

 「欧州の主要1歳セールでの購買馬は、2万5,000ポンド(約463万円)のボーナスを獲得するのに相応しいと思います。今後、タタソールズ社10月1歳セール・ブック1は、馬主に対して、将来の欧州クラシック優勝馬を購買するチャンスのみならず、未勝利競走を勝つことによって1年分の預託料を埋め合わせるチャンスも、提供することになります」。

 「この“ブック1ボーナス制度”は、昨年発足して人気を博している“プラス10ボーナス制度”を補完します。英国とアイルランドの馬主は、所有馬が対象レースを勝った場合、両制度のボーナスを受け取ることができることから、他国の馬主から羨望の眼差しで見られることになるでしょう」。

 「競馬にとって賞金は不可欠なものであり、私たちは、馬主、調教師、コンサイナーの想像力を惹きつけるようなボーナス制度の導入を、誇りに思います。さらに、これはタタソールズ社の創立250周年のお祝いになります」。

 エージェント(馬売買仲介業者)のトム・ゴフ(Tom Goff)氏は、“ブック1ボーナス制度”の新設を大いに喜び、次のように語った。「これは素晴らしい制度です。馬主の想像力を確実に掻き立てるインセンティブであり、さらに重要なことは、他国より英国とアイルランドでの現役競走馬の所有を促進することになるでしょう」。

 「英国とアイルランドの競馬が、世界一であることは間違いありません。ブック1ボーナス制度の対象レースの優勝馬には、かなりの報酬が与えられます。タタソールズ社は、非常に想像力に富み、かつ惜しみない資金援助を実施してくれます。同社が私たちの産業を支援してくれることに、非常に感謝しています」。

By Bloodstock World Staff
(1ポンド=約185円)

[Racing Post 2015年5月7日「New Book 1 Bonus to replace Millions races」]