海外競馬情報 2015年10月20日 - No.10 - 2
ドバイワールドカップカーニバルのスケジュール発表(ドバイ)【開催・運営】

 ドバイレーシングクラブ(Dubai Racing Club)は、第13回ドバイワールドカップカーニバルのスケジュールを発表した。メイダン競馬場で11週間にわたり国際競走を施行する同カーニバルの賞金総額は、3,890万ドル(約46億6,800万円)に上る。

 来年1月7日に開幕し、最終日の3月26日は、世界一の賞金を誇るドバイワールドカップ(G1)を目玉とするドバイワールドカップデーである。賞金総額は3,000万ドル(約36億円)近くに上る。ドバイワールドカップカーニバルの競馬開催日は、スーパーサタデー以外すべて木曜日である。スーパーサタデーでは、ドバイワールドカップデーのステップ競走が施行される。

 3月5日のスーパーサタデーは、アルマクトゥームチャレンジラウンド3(G1)やジュベルハッタ(G1)をはじめ7レースを開催する。7レースの賞金の合計は170万ドル(約2億400万円)に上る。

 ドバイレーシングクラブの競走担当専務理事であるフランク・ガブリエル(Frank Gabriel Jr.)氏は、次のように語った。「3週間前に施行されるスーパーサタデーから、ドバイワールドカップデーの優勝馬が出てくることは、当然とも言えます。それがこの開催の意図することであり、これまでこの狙いは成功しています」。

 「ドバイワールドカップの過去7頭の優勝馬は、ステップレースとしてアルマクトゥームチャレンジラウンド3に出走しました。ドバイターフ(G1)の2000年(この年から芝に変更)以降の4頭の優勝馬は、ジュベルハッタに出走しました。ドバイターフは以前、ドバイデューティフリーとして知られていましたが、スポンサー変更のために競走名が変更されました」。

 「調教師たちが管理馬を頻繁に海外遠征させるようになり、最大の目標の前に地元のステップレースに出走させることが多くなりました。アルマクトゥームチャレンジラウンド3は多くのドバイワールドカップ優勝馬を出していることから、ホースマンにとって魅力的な選択肢となっています」とガブリエル氏は付言した。

(2016年ドバイワールドカップカーニバルプログラム)
http://www.bloodhorse.com/pdf/2016_DubaiWorldCupProgram.pdf

By Blood-Horse Staff
(1ドル=約120円)

[bloodhorse.com 2015年10月8日「Dubai World Cup Carnival Schedule Released」]