海外競馬ニュース 2023年10月05日 - No.38 - 3
PMUとトート社が新たな共同賭事プール契約を締結(フランス・イギリス)[開催・運営]

 英国とアイルランドの馬券購入者は今や、潤沢なフランスの賭事プールを一年中利用できるようになった。トート社(Tote)とPMU(フランス場外馬券発売公社)が契約に合意したのだ。

 この契約は9月29日(金)に発効し、トート社の顧客はPMUのプールを通じて、フランスの88競馬場の7,000レース以上の馬券を購入することができる。その中には、パターン競走262レースや速歩競走の主要レースも含まれる。

 凱旋門賞は10月1日(日)に施行されるが、昨年の凱旋門賞の発売金は1,500万ユーロ(約23億2,500万円)以上にのぼった。

 大半の競馬開催日で発売金は600万ユーロ(約9億3,000万円)近くにのぼり、各レースは75万ユーロ(約1億1,625万円)以上を売り上げている。

 UKトートグループのCEOであるアレックス・フロスト氏はこう語った。「PMUと協力して、信じられないほど前向きな展開を英国とアイルランドの競馬ファンにもたらすことができることを嬉しく思っています。また、フランス競馬界にとっての収入増にもつながるでしょう」。

 「UKトート社とPMUのプールを共同化することで、英国とアイルランドのトート社の顧客は巨大プールを通じてフランス最高峰のレースの馬券を購入することができます。プールの総額が非常に大きいため、どのレースでも的中者はまずまずの配当を期待できます。トート社は馬券購入者の皆様が馬券を的中させることを楽しみにしています。またPMUチームの協力とサポートに感謝するとともに、素晴らしい凱旋門賞ウィークエンド(ロンシャン)を前に皆様の成功をお祈りしています」。

 フロスト氏は、アラミンタ(Araminta)やクイーンズギャンブル(Queens Gamble)といった才能ある馬を所有するオーナーブリーダーでもある。彼は、「2006年凱旋門賞で、レイルリンクのオッズがPMUプールで25倍だったことを懐かしく思い出します(これに対し、英国の賭事産業の最終オッズは9倍)。トート社の顧客の皆様がついにそのようなチャンスを利用できるようになるのだと嬉しく思います」と語った(訳注:2006年凱旋門賞は日本から参戦したディープインパクトが過剰人気したため現地フランスでオッズが歪み、レイルリンクをはじめ他馬のオッズが高いものになった)。

 PMUのCEOであるエマニュエル・マルカーズ-ドゥブレ氏はこう述べた。「この契約はUKトートグループと長年提携してきた中でも戦略的に重要な出来事です。この新たな一歩を大変誇りに思います。これにより、PMUのグローバルな競馬賭事業者としての専門性が認められ、フランス競馬の卓越性が際立つことになるでしょう。このようなワクワクするような展開は、すでにとても魅力的なUKトート社の競馬賭事をさらに充実させることになるでしょう」。

By James Burn
(1ユーロ=約155円)

[Racing Post 2023年9月29日「Eve-of-Arc boost for British and Irish punters as Tote and PMU sign new pool deal」]