海外競馬ニュース 2023年09月21日 - No.36 - 1
コンティニュアス、英セントレジャーS制覇で父ハーツクライに脚光(イギリス)[生産]

 日本の偉大な種牡馬の1頭であるハーツクライのスタッドキャリアは、英国クラシック制覇という形で彩られた。コンティニュアスが英セントレジャーS(G1 ドンカスター)で他馬を突き放して勝利を収めたのだ。

 ライアン・ムーア騎手は自身にとってのセントレジャー3勝目を挙げるや否や、コンティニュアスの血統が並外れていることを認めた。

 ハーツクライの現役時代にムーア騎手はまだ頭角を現していなかったが、産駒の活躍ぶりはよく知っていて、その1頭のサリオスで朝日フューチュリティS(G1 阪神)を制している。ハーツクライ産駒は欧州にほとんど輸入されていないが、世界中で勝利を収めている。リスグラシューがコックスプレート(G1ムーニーバレー)、世界ランキング1位のジャスタウェイがドバイデューティフリー(G1 メイダン 現ドバイターフ)、シュヴァルグランとスワーヴリチャードがジャパンカップ(G1 東京)を制しているのだ。

 ディープインパクトと同じくサンデーサイレンスを父としたハーツクライは、クリストフ・ルメール騎手の手綱でドバイシーマクラシック(G1 ナドアルシバ)と有馬記念(G1 中山)を制し、2006年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1 アスコット)ではハリケーンランの1馬身後ろの3着に入っている。2020年をもって社台スタリオンステーションでの種牡馬生活を引退し、今年3月に22歳で死んだ。

 ムーア騎手はITVレーシングに対して、「ハーツクライは日本のトップスタリオンでした。日本で唯一ディープインパクトを負かした馬なので、とても稀有な存在でした」と語った。

 コンティニュアスを所有するクールモアと共同馬主(オーペンデール、チェルストン&ワイナット)は近年、ガリレオの牝馬のアウトクロス(異系交配種)として日本の種牡馬を使っている。コンティニュアスの母フラフ(Fluff 父ガリレオ)は現役時代に未勝利戦を制しており、コンティニュアスの前に2頭のディープインパクト産駒、ナショナルバレー(National Ballet)とナバホウォリアー(Navajo Warrior)を送り出していた。

 またフラフは、欧州最優秀2歳牝馬メイビーの全妹でもある。メイビーは英2000ギニー(G1)優勝馬サクソンウォリアー(日本産)の母である。フラフとメイビーの母スモラ(Sumora)は英オークス馬ダンシングレインの半姉であり、英ダービー馬ドクターデヴィアスと同じファミリー(牝系)に属している。フラフは日本に滞在した後、2020年に欧州に戻り、2021年にロードカナロア牝駒のアンジェリカトゥリー(Angelica Tree)を出産した。その後、ウートンバセットの牡駒(1歳)と牝駒(当歳)を送り出し、今年はノーネイネヴァーと交配している。

By Tom Peacock 

[Racing Post 2023年9月16日「Continuous success maintained for the late Heart's Cry in the St Leger」]