海外競馬ニュース 2023年08月03日 - No.29 - 3
スミヨン騎手、子どもたちのためのポニーレースを開催(フランス)[開催・運営]

 午後2時からノルマンディーの競馬場で、35人の子どもたちとポニーが4つのレースで競い合う。このささやかな開催を組織するのは、ポニーに携わってきた一流ジョッキーである。

 クレールフォンテーヌ競馬場の開催は7月27日(木)午後4時8分に開始されるが、その前にショーが開催される。午後2時から3時30分まで4つのポニーレースが繰り広げられるのだ。6歳から14歳までの将来有望な若いジョッキーがスミヨン騎手のサポートを受ける。スミヨン騎手はこのポニーレース計画に数ヵ月間にわたり200%携わってきた。その始まりはスミヨン国際ポニーアカデミー(2023年5月)である。

 「これは私たちが実行しようとしている最初の取組みの1つです。チーム一丸となってノルマンディー地方でこのポニーレースを発展させたいと思っています。何よりもまず子どもたちの安全を確保して楽しんでもらうことを目的としているので人的資源が必要です。これらのポニーレースはいわば集大成のようなものであり、最近開催されたアカデミーでは初めて鞍に足をかける子どもたちもいました。自分のポニーを持たない子どもたちにもチャンスを与えようとしているのです。お金のかかるスポーツですし、誰かが所有するポニーに乗れるのは良いチャンスです。27日(木)のポニーレースで望んでいることは、子どもたちがみんなとても満足して帰り、コースで楽しんでくれることです。彼らがこのスポーツを続けたいと思い、情熱を持ち続けて帰ってくることを目標としています」。


名コーチ、クリストフ・スミヨン

 何度もクラヴァッシュドール(年間最多勝)を獲得しているスミヨン騎手は最初のレースに、8組の子どもとポニーのコンビを迎える。朝、子どもたちを調教に連れて行くだけでなく、競馬場で最後の貴重なアドバイスを与える。「最初から正しい技術を学ぶことは大切です。私は若いころ、幸運にも偉大なジョッキーたちに囲まれてアドバイスを受け日々成長することができました。レース前の輪乗りのときに彼らに言うのは、"今この瞬間を楽しむ"ということです。呼吸を整えてくつろぐことで、落ち着いてポニーに乗れるのだと説明しています」。

 子どもたちの中の1人、12歳のティアゴ・レルネールくんは、スミヨン騎手から繰返し言われたことをよく覚えている。「彼はかかとを下げるように言いますね。だけど息をすることも必要ですし、呼吸のことも考えないといけないですね。レース中は集中して、ポニーに話しかけるのです」。ティアゴくんはすでに12勝を挙げており、いつかプロのジョッキーになりたいと夢見ている。

By Constance George

[Paris Turf 2023年7月27日「Christophe Soumillon: "Le début de tout"」]