海外競馬ニュース 2023年03月30日 - No.12 - 4
エクイトレース・アプリで馬の記録を管理してHISAのルールを順守(アメリカ)[その他]

 受賞歴のあるアイルランドのテクノロジー企業エクイトレース社(EquiTrace)はHISA(競馬の公正確保に関する統括機関)とともに、エクイトレース・アプリのHISAポータルサイトへの統合を発表することを光栄に思う。拡張されたエクイトレース・アプリは今後、気軽に利用できるデジタルソリューションとして、競馬参加者や利害関係者がHISAのルールを順守するのを容易にする。HISAのルールは3月27日(月)から完全施行される。

 エクイトレース・アプリはHISAのポータルサイトから直接情報を取得して、対象馬が「出走できる」あるいは「出走できない」を示すHISAのフラグを立てるシステムを利用することになる。このシステムは、HISAの登録ルールおよび競馬場安全ルールのコンプライアンスに基づいている。

 エクイトレース・アプリはブルートゥース(Bluetooth)でマイクロチップリーダーに接続し、HISAと米国ジョッキークラブ(TJC)に登録されている対象馬を識別できる。また、マイクロチップリーダーを使わない馬名検索でも対象馬の特定が可能である。対象馬が見つかったら、投薬データをバーコードでアプリにスキャンしたり、検索して馬のデジタル記録に記したりできる。エクイトレース・アプリにより、ユーザーは毎日の終わりにすべての記録を確認してHISAに提出することができる。またユーザーはHISAへの自動提出機能を設定することも可能である。

 エクイトレース・アプリの導入により管理時間が増えることはほとんどないので、新しいルールで要求される"すべての投薬記録の24時間以内の提出"が可能となる。HISAが要求するコギンズ検査・ワクチン・その他の健康記録は、アプリを通じて自動的にアップロードされHISAに直接送信される。これにより、対象馬がレースに出走するためのすべての要件を確実に満たせるようにする。

 エクイトレース・アプリは競馬の公正確保・福祉ユニット(HIWU)が公表した検出時間を表示するだけではない。獣医師がこの情報に基づいて独自に決定した休薬間隔を入力できる。これにより、獣医師の設定した休薬期間内に誤って出走登録しないように、対象馬の記録にフラグを立てることができる。

 エクイトレース社は世界的に有名な獣医学の専門家により創設された。データの収集と記録を苦労なく時間を節約して行うようにすることが同社の使命である。

 エクイトレース社の創設者であるケヴィン・コーリー博士は、「私たちは馬の福祉を最も優先しています。薬物検査で陽性反応を示すことを恐れて馬の怪我が放置されることは誰も望んでいません。調教師・獣医師・競馬場のストレスを軽減したいと思いました。HISAの変革に合わせて競馬産業をサポートする斬新な方法を提供することは、エクイトレース・アプリから得られる多くの恩恵の1つです」と語った。

 エクイトレース・アプリはルール順守をサポートするために登場した効果的なアプリであり、データの収集と入力をできるだけ簡単にすることを目標としている。エクイトレース社は米国に販売チームを置いており、3月27日に向けて準備が整うよう快く支援するとしている。

 このアプリの使用を開始するには、エクイトレース社にお問合せいただくか、アプリストアからダウンロードしてください。

By EquiTrace

[bloodhorse.com 2023年3月27日「EquiTrace Launches New HISA Portal Integration」]