海外競馬ニュース 2019年11月14日 - No.44 - 3
BHA、開催執務員長に米国ジョッキークラブのオメーラ氏を任命(イギリス)[開催・運営]

 BHA(英国競馬統轄機構)は11月8日(金)、新たに設けた"開催執務員長"という役職に米国ジョッキークラブのキャシー・オメーラ(Cathy O'Meara)氏を任命したことを発表した。同氏は今後2ヵ月以内に就任する予定。

 米国ジョッキークラブで産業イニシアティブ・マネージャーを務めるオメーラ氏は、競走馬福祉・安全サミット(Welfare and Safety of the Racehorse Summit)やサラブレッド安全委員会(Thoroughbred Safety Committee)など多くのイベントを担当してきた。また、IFHA(国際競馬統括機関連盟)の国際競馬ルール調和諮問委員会(International Harmonisation of Racing Rules Committee)で米国ジョッキークラブの代表を務めるほか、米国において競馬の公正確保・馬場・薬物検査に関連するさまざまな団体の協議に携わってきた。オメーラ氏は実際の開催執務経験があり、全米スティープルチェイス協会(National Steeplechase Association メリーランド州フェアヒル)の公認裁決委員でもある。

 同時に、同氏は競馬開催執務員認定プログラム(Racing Officials Accreditation Program: ROAP)のマネージャーでもある。それゆえ、競馬場での日常業務を監視し、米国・カナダの裁決委員その他の開催執務員に対する教育の提供を促進し、認定取得を支援している。

 オメーラ氏はサリバン大学で経営学修士号、バージニア工科大学で動物科学の学士号を取得している。2006年に米国ジョッキークラブ、2010年にROAPに着任する前には、ケンタッキー州レキシントンでサラブレッドの調教師、攻馬手、牧場・事務所マネージャーとして働いていた。一時期、アイルランドのキルダンガンスタッド(Kildangan Stud キルデア州)で働いたこともある。

 BHAの開催執務員チームの管理責任を負う"開催執務員長"は新たに設けられたポストであり、とりわけ改善・統制方針、運営手順を重視する。さらには英国のすべての開催執務員に対する能力重視の訓練の開発・提供にも焦点を合わせるだろう。この職務には、国内的にも国際的にも競馬産業のあらゆる分野の協力が必要となる。

 BHAの最高規制責任者ブラント・ダンシー(Brant Dunshea)氏はこう語った。「キャシーの人々を引き付ける能力は、英国競馬界で働く上で計り知れない力を発揮するでしょう。彼女はこの役職に就くにあたり、これまで積重ねた経験を活かし、万能で評判の良い運営責任者となるでしょう。キャシーはこれまで調教師など馬に密接に関わる仕事をしてきており、この役職に最高のバランス感覚をもたらすでしょう」。

 「この役職は、開催執務の水準と手順をさらに改善するために競馬界の利害関係者および参加者との強い協力関係が必要となるので、彼女の経験は非常に役立つでしょう」。

 米国ジョッキークラブの理事長兼COOであるジェームズ・ギャグリアーノ(James Gagliano)氏はこう語った。「キャシーは10年以上にわたり、ジョッキークラブの貴重なメンバーでした。BHAは開催執務員長として非常に能力の高いキャシーを選びました。我々ジョッキークラブのメンバーは皆、キャシーの新天地での幸運を祈っています」。

[Racing Post 2019年11月8日「O'Meara Appointed to British Horseracing Authority Role」]