海外競馬ニュース 2019年08月15日 - No.31 - 3
オークローンパーク競馬場、2020年に4つの100万ドルレースを施行(アメリカ)[開催・運営]

 オークローンパーク競馬場は、2020年ステークス競走スケジュールにおいて以下の4競走をそれぞれ総賞金100万ドル(約1億500万円)で施行する予定。

   -レベルS(G2)

   -アーカンソーダービー(G1)

   -オークローンH(G2)

   -アップルブロッサムH(G1)

 オークローンパーク競馬場のルイス・セラ(Louis Cella)理事長はこう述べた。「今、オークローンでは様々な改革が行われており、それが2020年ステークス競走スケジュールに反映されました。とりわけ、ケンタッキーダービー(G1)とケンタッキーオークス(G1)へのトライアル競走シリーズの賞金引上げを誇りに思っています」。

 ケンタッキーダービーへのトライアル競走シリーズのプログラムは以下のとおりである。

   1月24日(金)スマーティジョーンズS[総賞金15万ドル(約1,575万円)]

   2月17日(月)サウスウエストS[総賞金75万ドル(約7,875万円) 25万ドル増]

   3月14日(土)レベルS[総賞金100万ドル]

   4月11日(土)アーカンソーダービー[総賞金100万ドル]

 さらに5月 2日(土)には、今年第1回が施行されて成功を収めたオークローンインビテーショナル[総賞金30万ドル(約3,150万円)]が施行される。

 レベルSの開催週には、他に3つのステークス競走が施行される。その1つは、3月13日(金)に施行される第1回テンペランスヒルS[ダート約2400m 4歳以上 総賞金12万5,000ドル(約1,313万円)]である。このレース名は、1980年にレベルS、アーカンソーダービー、ベルモントS(G1)を制し、1981年にオークローンHを制したテンペランスヒル(Temperence Hill 1980年最優秀3歳牡馬)にちなんでいる。

 ケンタッキーオークスへのトライアル競走シリーズの3競走は次のとおりすべて賞金が引き上げられる。

   2月1日(土) マーサワシントンS[総賞金15万ドル(約1,575万円)2.5万ドル増]

   3月7日(土)ハニービーS[総賞金30万ドル(約3,150万円)10万ドル増]

   4月10日(金)ファンタジーS[総賞金60万ドル(約6,300万円)10万ドル増]

 また、4月10日~18日に開催される"レーシングフェスティバル・オブ・ザ・サウス"では、次のステークス競走が施行される。これまではアーカンソーダービーの施行日が最終日であったが、開催期間が翌週の土曜日まで延長される。

   4月10日(金)ファンタジーS[総賞金60万ドル]

   4月11日(土)アーカンソーダービー[総賞金100万ドル]

           カルーセルS[総賞金20万ドル(約2,100万円)5万ドル増]

           オークローンマイル[総賞金25万ドル(約2,625万円)]

           カウントフリートスプリントH[G3 総賞金50万ドル(約5,250万円)]

   4月18日(土)オークローンH[総賞金100万ドル 25万ドル増]

           アップルブロッサムH[総賞金100万ドル 25万ドル増]

 牝馬限定のスプリント戦であるカルーセルSが、アーカンソーダービーと同じ日に施行されるのは初めてのことである。

 セラ理事長はこう語った。「父(チャールズ・セラ氏)は1974年にこのレーシングフェスティバルを開催するアイデアを思いつきました。それ以来、米国競馬において最も注目されるイベントの1つとなっています。父はオークローンHとアップルブロッサムHの総賞金がそれぞれ100万ドルに引き上げられることを知って興奮するだろうと思います」。

 オークローンパーク競馬場の2020年ステークス競走スケジュールでは、賞金総額1,070万ドル(約11億2,350万円)の計33レースが施行される。このうち4つのアーカンソー州産馬限定ステークス競走を含む15レースの賞金が引き上げられた。

 オークローンパーク競馬場の競馬シーズン(全57開催日)は1月24日(金)に開幕し、5月2日(土)に閉幕する。

By Blood-Horse Staff

(1ドル=約105円)

[bloodhorse.com 2019年7月31日「Four Million-Dollar Races Planned for Oaklawn Park 2020」]