海外競馬ニュース 2019年05月30日 - No.20 - 4
コーフィールド競馬場、大規模改修計画でナイター開催が可能に(オーストラリア)[開催・運営]

 コーフィールド競馬場は、総工費3億豪ドル(約225億円)の改修計画の一環として、馬場の内側に2つ目の芝コースを敷設する予定である。このコースは主にナイター開催で使用される。

 メルボルンレーシングクラブ(Melbourne Racing Club:MRC)が進めるこの計画には、新しいグランドスタンド・馬房・パドックの建設も含まれている。全体的な工事は年内に開始され、同競馬場での調教活動は2023年に停止される。すべての改修工事は2025年に完了すると予想されている。

 MRCのCEOジョッシュ・ブランクスビー(Josh Blanksby)氏は5月22日、コーフィールド競馬場に2つ目の芝コースを敷設することよって、同競馬場の競馬開催を年間25回から45回ほどに増加させることができ、水曜夜と祝日前夜にナイター競馬を開催する可能性があると述べた。

 同氏は5月22日、ラジオ番組『レーシングパルス(Racing Pulse)』においてこう語った。「昨年、コーフィールド競馬場での競馬開催のために65年間の賃貸契約を交わしました。これにより、MRCは長年練ってきたこの18ヘクタールの土地の施設改修計画を前進させることができます。現地での調教活動が停止されるときには本格的に工事を進めることができるでしょう」。

 ブランクスビー氏はこう付言した。「この計画は、MRCの本拠地がコーフィールド競馬場であることをはっきりとさせます。また、すべての施設の改修についての構想を発表できます。この計画には、グランドスタンド・馬房・パドックなどの改修、ワクワクするような2つ目の芝コースの敷設、コーフィールドが世界クラスのエンターテインメント施設となることを可能にする照明設置が含まれます」。

 レーシングヴィクトリア(Racing Victoria)のCEOジャイルズ・トンプソン(Giles Thompson)氏はこの計画を歓迎し、「コーフィールド競馬場は改修工事により、まさに世界クラスの競馬・エンターテインメント施設になるでしょう」と断言した。

By Andrew Eddy / Racing.com

(1豪ドル=約75円)

[Racing Post 2019年5月22日「Caulfield set to stage night racing as part of $300 million redevelopment」]