海外競馬ニュース 2015年01月08日 - No.1 - 2
グランドナショナル前日に第1回競馬界の女性のためのサミットを開催(イギリス)[その他]

 ヘレン・グラント(Helen Grant)スポーツ・観光大臣が出席した12月10日の指導セミナーでの決定を受け、“競馬界の女性(Women In Racing)”グループは、2015年グランドナショナル開催(4月9日〜11日)の金曜日に公開討論会とネットワークづくりの会を開催することとなり、この新たな看板イベントの開催を今や心待ちにしている。

 第1回“グランドウィメンズサミット(Grand Women’s Summit)”は、2015年4月10日にエイントリー競馬場で開催される。すでに決定している3人の討論会パネリストは、エイントリー競馬場のローズ・パターソン(Rose Paterson)会長、エヴァートンFC(Everton FC リヴァプールに本拠地を置くサッカークラブ)の副CEOのデニス・バレット-バクセンデール(Denise Barrett-Baxendale)氏、BHA(英国競馬統轄機構)のスティーヴ・ハーマン(Steve Harman)会長である。

 サミット主催者は、「このイベントが、競馬界、スポーツ界およびビジネス界の女性を称え、有益で、キャリアや人脈形成に役立つ機会を参加者に提供することを期待しています」と語った。

 参加者は、女性障害競走リーディングジョッキーのケイティ・ウォルシュ(Katie Walsh)氏とともにグランドナショナルのコースを歩くこともできる。

 パターソン氏は次のように語った。「グランドナショナル開催のレディーズデーに第1回グランドウィメンズサミットのホストを務めることになり光栄に思います。このイベントを成功させるべくエイントリー競馬場が“競馬界の女性”グループとともに取り組むことは、自然な流れだと思います」。

 このサミットへの参加料は99ポンド(約1万8,300円)であるが、1月30日より前に申し込めば95ポンド(約1万7,600円)となる。

 “競馬界の女性”グループのメンバーの多くは、12月10日にロンドンで開催された指導セミナーに出席していた。

 グラント大臣は次のように語った。「このプログラムは素晴らしい構想で、競馬産業でのキャリアを発展させるのに絶好の機会を女性に提供します」と語った。

By Lee Mottershead
(1ポンド=約185円)

[Racing Post 2014年12月12日「Women In Racing summit at Grand National meeting」]