海外競馬ニュース 2013年01月24日 - No.4 - 1
2012年の年度代表馬にワイズダン選出(アメリカ)[その他]

 2012年北米で最も賞金を獲得したワイズダン(Wise Dan)が年度代表馬に選出された。第42回エクリプス賞授賞式は、デイリーレーシングフォーム紙(Daily Racing Form)ストロナックグループ(Stronach Group)およびブリーダーズカップ協会(Breeders’ Cup Ltd.)共催により、1月19日にガルフストリームパーク競馬場で開催された。

 イリノイ州のモートン・フィンク(Morton Fink)氏生産・所有のワイズダンは、194票を獲得し、年度代表馬に輝いた。なお、レッダムレーシング社(Reddam Racing)所有の2012年ケンタッキーダービー(G1)とプリークネスS(G1)勝馬のアイルハヴアナザー(I'll Have Another)が30票を獲得して2位、ジャニス・ウィッサム(Janis Whitham)氏が所有する2012年BCクラシック(G1)勝馬フォートラーンド(Fort Larned)が12票を獲得して3位となった。

 ワイズダンは最優秀古牡馬と最優秀芝牡馬にも選出され、1981年のジョンヘンリー(John Henry)以来の年度代表馬と同時にこの2部門の受賞馬となった。

 ワイズダンは、父ワイズマンズフェリー(Wiseman's Ferry)、母リサダニエル(Lisa Danielle 父:ウルフパワー)でケンタッキー産の栗毛のせん馬。同馬は今年は春から始動する予定である。
 

エクリプス賞の選考状況

 NTRA(全米サラブレッド競馬協会)、デイリーレーシングフォーム紙および全米競馬記者協会(National Turf Writers And Broadcasters)の各投票者(254人)は2013年1月3日の投票で、各部門で優れていると思われる一位から三位までの馬および人を選び、それらの馬・人にはそれぞれ順に10-5-1のポイントが与えられ、この総ポイントにより、各部門の受賞馬・者が決まり、そのリストが1月5日に発表された。

 2012年エクリプス賞各部門の受賞馬・受賞者、最終候補馬・者は以下のとおりである。
  

部 門 受賞馬・受賞者 最終候補
最優秀2歳牡馬 シャンハイボビー
(Shanghai Bobby)
アンキャプチャード(Uncaptured)
最優秀2歳牝馬 ビホルダー
(Beholder)
エグゼクティブプリヴィレッジ(Executiveprivilege)、ドリーミングオブジュリア(Dreaming of Julia)、ソーメニーウェイズ(So Many Ways)
最優秀3歳牡馬 アイルハヴアナザー
(I'll Have Another)
ボードマイスター(Bodemeister)、ザランバーガイ(The Lumber Guy)、ペインター(Paynter)、ユニオンラグズ(Union Rags)
最優秀3歳牝馬 クエスティング
(Questing)
マイミスオーレリア(My Miss Aurelia)、ビリーヴユーキャン(Believe You Can)、コンテステッド(Contested)、ダンスカード(Dance Card)、レディオブシャムロック(Lady of Shamrock)、インランジェリー(In Lingerie)、ゾーインプレッシヴ(Zo Impressive)
最優秀古牡馬 ワイズダン フォートラーンド、リトルマイク(Little Mike)、ゲームオンデュード(Game On Dude)、シャックルフォード(Shackleford)
最優秀古牝馬 ロイヤルデルタ
(Royal Delta)
グルーピードール(Groupie Doll)、イッツトリッキー(It's Tricky)
最優秀短距離牡馬 トリニバーグ
(Trinniberg)
シャックルフォード、ザランバーガイ、カイシャエレクトロニカ(Caixa Electronica)
最優秀短距離牝馬 グルーピードール ミズディレクション(Mizdirection)、コンテステッド
最優秀芝牡馬 ワイズダン リトルマイク、ポイントオブエントリー(Point of Entry)
最優秀芝牝馬 ザゴラ(Zagora) マーケティングミックス(Marketing Mix)、レディオブシャムロック、デイアットザスパ(Dayatthespa)
最優秀障害馬 ピエロリュネール
(Pierrot Lunaire)
ディモンストレイティヴ(Demonstrative)、アルカディウス(Arcadius)、ディヴァインフォーチュン(Divine Fortune)、ウードモント(Woodmont)
年度代表馬 ワイズダン アイルハヴアナザー、フォートラーンド、ロイヤルデルタ、リトルマイク、フランケル(Frankel)、グルーピードール、シャンハイボビー
最優秀馬主 ゴドルフィン ミッドウエストサラブレッド社(Midwest Thoroughbreds)、レッダムレーシング社(Reddam Racing)、ジョン・C・オクスレー氏(John C. Oxley)、モートン・フィンク氏、ケネス&サラ・ラムジー夫妻(Kenneth and Sarah Ramsey)、ジャニス・ウィッサム氏、ザヤットステーブル(Zayat Stables)、リポールレーシング社(Repole Racing)、スターライトレーシング社(Starlight Racing)
最優秀生産者 ダーレー アデナスプリングス牧場(Adena Springs)、モートン・フィンク氏、ブレレトン・C・ジョーンズ氏(Brereton C. Jones)、ジャニス・ウィッサム氏、フィップスステーブル(Phipps Stable、ハーヴェイ・クラーク氏(Harvey Clarke)、フレッド&ウィリアム・ブラッドリー氏(Fred and William Bradley)、ウィリアム・D・グラハム氏(William D. Graham)、パリデスインヴェストメント社(Palides Investments)、ケネス&サラ・ラムジー、ストーンストリートサラブレッド社(Stonestreet Thoroughbreds)
最優秀調教師 デール・ローマンズ調教師
(Dale Romans)
トッド・プレッチャー調教師(Todd Pletcher)、ボブ・バファート調教師(Bob Baffert)、チャド・ブラウン調教師(Chad Brown)、ビル・モット調教師(Bill Mott)、ジェイミー・ネス調教師(Jamie Ness)、ダグ・オニール調教師(Doug O'Neill)、スティーヴ・アスムッセン調教師(Steve Asmussen)、イアン・ウィルクス調教師(Ian Wilkes)
最優秀騎手 ラモン・ドミンゲス騎手
(Ramon Dominguez)
ジョン・ベラスケス騎手(John Velazquez)、ロジー・ナプラヴニク騎手(Rosie Napravnik)、ラッセル・ベーズ騎手(Russell Baze)、ラファエル・ベハラーノ騎手(Rafael Bejarano)、ハビエル・カステリャーノ騎手(Javier Castellano)、マリオ・グティエレス騎手(Mario Gutierrez)、マイク・スミス騎手(Mike Smith)
最優秀見習い騎手 ホセ・モンタノ騎手
(Jose Montano)
イラド・オルティス騎手(Irad Ortiz Jr.)、アンヘル・スアレス騎手(Angel Suarez)、エスワン・フロレス騎手(Eswan Flores)、ウィルメル・ガルシア騎手(Wilmer Garcia)、エリスカ・クビノヴァ騎手(Eliska Kubinova)、C・J・マクマホン騎手(C.J. McMahon)、ホセ・オルティス騎手(Jose Ortiz)、ウーゴ・サンチェス騎手(Hugo Sanchez)、ニコラス・ミルフォード騎手(Nicolas Milford)
功労賞 ニック・ニコルソン氏
(Nick Nicholson)
  

 

また以下のサイトでは各部門の得票状況を閲覧できる。
http://www.ntra.com/eclipse_awards/files/2012_Eclipse_Awards_Composite_Voting.pdf

なお、サラブレッド競馬の報道で評価された関係者に最優秀メディア賞が授与された。各部門の受賞者は以下のとおりである。

写真部門:トム・カイザー(Tom Keyser)氏
『ブルックリンHの発走』(2012年7月11日 デイリーレーシングフォーム紙)

新聞・雑誌部門(特集記事/論評):ライアン・ゴールドバーグ(Ryan Goldberg)氏
『ケイバー・コア騎手、父の運命的な落馬の一年後も騎手生活を続行』(2012年7月11日 デイリーレーシングフォーム紙)

新聞・雑誌部門(ニュース/企業):メアリー・サイモン(Mary Simon)氏
『追加された障害』(2012年6月9日 サラブレッドタイムズ誌)

テレビ部門(競馬中継):
ロブ・ハイランド(Rob Hyland)氏(NBCスポーツ進行プロデューサー)

『ケンタッキーダービー』(2012年5月5日 NBCスポーツ)

テレビ部門(特集):ヘザー・ロンバルド(Heather Lombardo)氏(ESPNプロデューサー)
『Notinrwildestdremz』(2012年10月30日 ESPN)

オーディオ・マルチメディア・インターネット部門:
グレニー・カイン・オークフォード(Glenye Cain Oakford)氏
『ゼニヤッタ:科学、技術、そして予知に基づき初仔を待ち望む』(2012年2月28日Daily Racing Form.com)

By Blood-Horse Staff

[bloodhorse.com 2013年1月20日「Eclipse Award Overview; Winners, Votes」]