海外競馬ニュース 2012年03月15日 - No.12 - 1
スター牝馬ゼニヤッタが牡馬出産(アメリカ)[生産]

 2010年の年度代表馬ゼニヤッタ(Zenyatta)はケンタッキー州レキシントンで3月8日午後10時10分ごろ、健康な黒鹿毛の牡馬を出産し、米国で最も愛される新米母馬の仲間入りをした。

 この牡馬はバーナーディニ(Bernardini)産駒で、レーンズエンド牧場(Lane's End Farm)で母子ともに健康であると伝えられた。

 8歳のゼニヤッタ(父ストリートクライ)のオーナーであるジェリー&アン・モス(Jerry and Ann Moss)夫妻は、ゼニヤッタのブログ(www.zenyatta.com)に母子の写真を掲載し夜中の出産を報告した。

 ゼニヤッタは、BCクラシックでのブレーム(Blame)に敗退し19連勝の成績に唯一の黒星がついた後、2010年11月に現役を引退した。このスーパースター牝馬は大半を南カリフォルニアで競走したが、大衆に大きなセンセーションを巻き起こした。ジョン・シレフス(John Shirreffs)調教師に管理され、殿堂入りのマイク・スミス(Mike Smith)騎手が騎乗していた。

 ブログにはゼニヤッタの言葉で次のように語られている。「親愛なる皆様。ついに母になったことを皆様に報告できるのを大変嬉しく思っています。私は3月8日の10時10分ごろに、愛らしい黒鹿毛の男の子を出産したばかりです。体重が130ポンド(約59 kg)の可愛い赤ちゃんは額に白い流星があり、肢にもいくつかの白斑があります」。

 アン・モス氏は、「仔馬はゼニヤッタのように肢に水玉模様があります」と語った。

 ブログには、「出産はすべてが順調で、全く“チャンピオンらしい出産”をしました。私の赤ちゃんはものすごくかわいいです」と語られている。

 50秒のユーチューブのビデオは、出産後にゼニヤッタが仔馬を舐める姿を映し出している。

仔馬は予定日であった3月9日よりも1日早い、国際女性デーに誕生した。

By Blood-Horse Staff

[bloodhorse.com 2012年3月9日「Super Mare Now a Mom; Zenyatta Delivers Colt」]