海外競馬ニュース 2009年10月08日 - No.40 - 3
マルゼリ理事長、 ジョッキークラブを引退(アメリカ)[その他]

 ジョッキークラブの理事長兼COO(最高執行責任者)でエクイベース社(Equibase Co.)創設の立役者であるアラン・マルゼリ(Alan Marzelli)氏は2009年末に引退する予定である。

 マルゼリ氏の後任は、過去4年間ジョッキークラブの副理事長およびCAO(最高総務責任者)を務めたジェームズ・ガリアーノ(James Gagliano)氏である。マルゼリ氏は引き続き、エクイベース社の会長を務め、IFHA(国際競馬統轄機関連盟)の執行協議会でジョッキークラブを代 表する。

 ジョッキークラブのオグデン・ミルズ・フィップス(Ogden Mills Phipps)会長は、「マルゼリ氏はジョッキークラブの理事長として、長年にわたって多彩な能力を発揮され、ジョッキークラブと競馬産業の発展のために 広範な取り組みを行い、偉業を成し遂げられました。彼の貢献に多大なる敬意を表します。また、ガリアーノ氏を後任として迎えることを嬉しく思います。今後 は同氏が経営陣と従業員を率いてその豊かな経験・才能を発揮されることと期待しています」と述べた。

 マルゼリ氏は、会計事務所デロイト&トゥーシュ(Deloitte and Touche)に8年間勤務した後、1983年に財務部長としてジョッキークラブに入会した。同氏は1986年からジョッキークラブのCFO(最高財務責 任者)を務め、2003年には理事長兼COOに指名された。

 マルゼリ氏は成長期のジョッキークラブを導き、いくつかの新興企業の立ち上げや戦略的買収を行った。

 ジョッキークラブでの職務に加えて、マルゼリ氏はエクイベース社創設の原動力となり、同社では重要な役職を歴任した。同氏はエクイベース社が1990年 に発足した時には同社の財務担当役員となり、1996年には理事長に指名された。同氏はその約18ヵ月後に会長に指名された。

 また、同氏はエクイベース社とデイリーレーシングフォーム紙(Daily Racing Form)の間でデータベースライセンス契約を成立させた。

 マルゼリ氏は、「ガリアーノ氏は、いずれ私の後継者になることを前提にジョッキークラブに入会しました。だから理事長兼COOに就く準備はできているで しょう。私自身は家族と一緒に過ごし、趣味のために費やす時間を増やせることを楽しみにしています。短期間に滞りなく引継ぎを行うために、私は引き続きエ クイベース社の会長とIFHAの執行協議会でのジョッキークラブの代表を務めます」と語った。

 NTRA(全米サラブレッド競馬協会)の理事会におけるジョッキークラブの代表は、2009年6月にマルゼリ氏に代わりロバート・クレイ(Robert Clay)氏が就任した。、

 ガリアーノ氏は2005年6月にジョッキークラブの副理事長兼CAOに指名された。同氏はこの役職において、ジョッキークラブとその子会社の総務および 総会運営を統轄し、各事業体の経営計画の策定・実行に直接協力した。同氏はまた競馬産業の諸事業においてジョッキークラブを代表している。

 ジョッキークラブに入会する前にガリアーノ氏は、マグナエンターテイメント社(Magna Entertainment Corp.: MEC)のメリーランド州の競馬運営部門において上級副社長を務めた。同氏はそのほか、メリーランド・ジョッキークラブの日常業務の責任者とMECの場外 馬券発売会社の社長も務めた。

 ガリアーノ氏(ロードアイランド州のプロヴィデンス・カレッジを卒業)はまた、グリーンウッド・レーシング社(Greenwood Racing)の上級副社長、フィラデルフィアパーク競馬場とアトランティックシティ競馬場の場長および10年間にわたりニュージャージー州スポーツ・展 示施設運営協会(New Jersey Sports and Exposition Authority)のさまざまな役職を歴任した。

By Jeff Lowe

[thoroughbredtimes.com 2009年9月25日「Marzelli to retire from the Jockey Club, Gagliano promoted」]