海外競馬ニュース 2007年02月15日 - No.6 - 3
デルマー競馬場に人工馬場(アメリカ)[その他]

 デルマー (Del Mar)競馬場(サンディエゴ市北の海辺に位置する)は、カリフォルニア州沿岸管理委員会(California Coastal Commission: CCC)より2007年の人工馬場敷設の許可を得た。7月に始まる年度最初の開催を新設馬場で行う計画なので、そのためには敷設は必須である。

 CCCは、沿岸地域の計画と開発規制を行う機関であり、同競馬場の計画についてサンフランシスコの会議で工事許可を出した。このプロジェクトは既にデルマー市および競馬場の土地を所有する第22農業地域組合(22nd Agricultural District)の支持を得ている。

 デルマー競馬場上席副理事長のフレーベル(Craig Fravel)氏によれば、工事は2007年1月に開始する予定である(この記事は2006年12月14日に掲載された)。同氏は、12月の末に馬場工事 の入札が行われる予定であると語った。競馬場は、2007年の開催に先駆けて、この春に馬を使って新設馬場の試走を行うことにしている。

 デルマー競馬場は、南カリフォルニアで人工馬場を導入する2番目のサラブレッド競馬場となる。ハリウッドパーク(Hollywood Park)競馬場がすでにクッショントラック(Cushion Track)を使用しており、ゴールデンゲートフィールズ(Golden Gate Fields)競馬場は2007年夏にタペタフッティング(Tapeta Footings)社の人工馬場を導入する予定である。

 カリフォルニア州では、連続で3週間以上開催を行う全てのサラブレッド競馬場は、2007年中に人工馬場を導入しなくてはならない。

 (訳注)デルマー競馬場は後にポリトラックの採用を決めた。

 

By Steve Andersen


[Daily Racing Form 2006年12月14日「Del Mar gets key approval」]