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2014年07月20日  - No.7 - 1

香港ジョッキークラブ、史上最高の賭事売上げを記録(香港)【開催・運営】


 香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club: HKJC)は、7月6日に閉幕した2013-14年シーズンの賭事売上げは1,018億3,800万香港ドル(約1兆3,239億円)で、史上最高記録を更新したと発表した。

 HKJCのCEOウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスケス(Winfried Engelbrecht-Bresges)氏はこのシーズンを「130年の歴史においてもっとも顕著で素晴らしいシーズン」と表現した。このシーズンには、米国で香港競馬を対象にした共同パリミューチュエル賭事が導入された。香港の賭事プールは世界最大である。

 シーズン最終日には約3万5,000人もの観客がシャティン競馬場に足を運んだ。キャスパー・ファウンズ(Caspar Fownes)調教師とジョン・サイズ(John Size)調教師はリーディングトレーナーのタイトルを巡って大接戦を繰り広げ、最終的にファウンズ調教師が62勝でこのタイトルを勝ち取った。ザカリー・パートン(Zachary Purton)騎手は112勝でリーディングジョッキーとなり、ディッキー・ルイ(Dickey Lui)騎手は16勝でトップ見習い騎手となった。

 シーズン最終日のハッピーバレー競馬場を含めた合計入場者数は、3万8,680人であった。これによりシーズン全体の合計入場者数は2シーズン連続で200万人を突破した。

 ブレスケス氏は次のように語った。「2013-14年シーズンはいくつかの理由により記憶に残るものになりました。私の考えでは、香港競馬がこれまで経験した中で最もエキサイティングなシーズンでした」。

 「また香港競馬の発展において、いくつか重要な成果を挙げました。その1つが賭事売上げの記録更新で、HKJCは史上初めて1,000億香港ドル超えを果たしました。昨シーズンから8.5%増加したことになります。また、HKJCの競馬関連事業が、香港政府に117億6,000万香港ドル(約1,529億円)の納税を行ったことを報告できるのも光栄に思います」。

 「香港のトップホースの香港内外における際立った成績と第35回アジア競馬会議(the 35th Asian Racing Conference)の大成功で、香港における競馬の地位が新たな高みに立ったのを目の当たりにしました」。

 7月6日の17億7,800万香港ドル(約231億円)の賭事売上げは、これまでの1日当たりの賭事売上げの最高記録(1996-97年シーズン最終日)を17年ぶりに更新した。

 ブレスケス氏は次のように続けた。「2005-06年シーズンにおいて、私たちは600億香港ドル(約7,800億円)の賭事売上げしか挙げていませんでしたが、今や1,018億3,800万香港ドル(約1兆3,239億円)に達しており、これは運だけではないと考えます。私たちはもっと競馬ファンを理解しなければならない、そして投資しなければならないという非常に明確な戦略を持っており、この戦略の下に多額の投資を行い、この素晴らしい結果を達成することができました」。

 ブレスケス氏は、トップホースとホースマンが香港で競馬を一層発展させ、海外において香港競馬の質の高さを示した功績を称賛した。

 「香港のトップホースはドバイワールドカップデーシンガポールインターナショナルレーシングフェスティバルでG1競走をそれぞれ2勝し、シャティン競馬場で施行された6つの国際G1競走のうち4レースを制しました。このことは香港の最高級の馬はまさに世界のG1競走に勝つ能力を持っているだけでなく、私たちが香港の優良馬に対して広い視野を持っていることを示しています」。

 HKJCの競走担当理事であるビル・ネーダー(Bill Nader)氏は次のように語った。「驚異的なシーズンであり、間違いなく香港内外において香港競馬史上最高のシーズンでした。小さい特別行政区に大きなパンチ力があることを、今や世界中が理解しているでしょう」。

 2014-15年香港競馬シーズンは9月14日に開始される。

By Blood-Horse Staff
(1香港ドル=約13円)

[bloodhorse.com 2014年7月6日「Hong Kong Season Ends With Handle Record」]


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