TOPページ > 海外競馬ニュース > 米国三冠競走に日本馬21頭を含む312頭が予備登録(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2022年02月10日  - No.5 - 1

米国三冠競走に日本馬21頭を含む312頭が予備登録(アメリカ)[開催・運営]


今年の米国三冠競走の予備登録が1月29日に締め切られ、合計312頭の3歳馬がこのシリーズへの出場に名乗りを上げた。

2019年生まれの各馬は、以下の三冠競走に出走するために600ドル(約6万9,000円)を支払い予備登録した。
news_2022_05_01_01.jpg

2022年三冠競走予備登録馬リスト
https://www.bloodhorse.com/horse-racing/triple-crown/nominations/2022

 予備登録頭数は昨年の326頭から14頭(4.3%)減少した。

 予備登録馬の中でとりわけ注目されるのは、G1馬のコーニッシュ、エコーズールー、ジャッククリストファー、パインハースト、ラトルンロールである。

 エコーズールーは予備登録された牝馬6頭のうちの1頭である。

 また、日本調教馬が過去最多の21頭、欧州調教馬が2頭、ドバイ調教馬が1頭予備登録された。
news_2022_05_01_02.jpg

 厩舎別ではトッド・プレッチャー厩舎が42頭で最多であり、ブラッド・コックス厩舎(26頭)、チャド・ブラウン厩舎(23頭)、スティーヴ・アスムッセン厩舎(20頭)、ボブ・バファート厩舎(18頭)がそれに続く。バファート調教師はチャーチルダウンズ社(CDI)により2022年ケンタッキーダービーへ管理馬を出走させることを停止されている。それは2021年ケンタッキーダービー1位入線馬メディーナスピリットが競走後検査でケンタッキー州では競走当日の使用が禁止されているコルチコステロイド・ベタメタゾンの陽性反応を示したことをうけ、CDIが2023年のチャーチルダウンズ春開催終了時までバファート調教師を出走停止としているためである。

 コーニッシュとパインハーストは現在バファート調教師の管理下にある。しかしCDIにより出走停止とされている調教師の管理馬は、ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー・シリーズでポイントを獲得することもできない。

 馬主として最多の予備登録馬を誇るのはシエナファーム(オーナー:アンソニー・マンガナロ氏)である。シエナファームは予備登録馬のうち24頭を共同所有している。

 種牡馬別ではガンランナーが最多の16頭の予備登録馬を送り出しており、イントゥミスチーフ(14頭)、クオリティロード(12頭)、タピット(11頭)がそれに続く。

 生産地別では、ケンタッキー州産馬が最多の250頭で予備登録馬全体の80.1%を占める。ほかの州や国で生産された馬には、日本産馬(17頭)、ニューヨーク州産馬(14頭)、フロリダ州産馬(13頭)、ペンシルベニア州産馬(4頭)、カリフォルニア州産馬(3頭)、カナダ産馬(3頭)、アイルランド産馬(3頭)、ルイジアナ州産馬(2頭)、メリーランド州産馬(2頭)、イリノイ州産馬(1頭)がいる。

 今回の締め切りまでに予備登録されなかった馬は3月28日(月)までに遅延料6,000ドル(約69万円)を支払うことで、オンライン(www.TheTripleCrown.com)で予備登録できる。昨年は9頭が遅延料を支払って登録した。

 予備登録、もしくは遅延料を支払っての予備登録をしなかった馬は、出走登録時に以下の追加料を支払うことにより出走資格を得られる。
news_2022_05_01_03.jpg

 これまでに三冠を達成した馬は以下の13頭である。
news_2022_05_01_04.jpg

By BloodHorse Staff

(1ドル=約115円)

 (関連記事)海外競馬ニュース 2021年No.44「ケンタッキーダービー最有力候補コーニッシュ、今後の予定は未定(アメリカ)」、海外競走出馬登録「2022 アメリカ3冠競走の登録について

[bloodhorse.com 2022年2月7日「312 Horses Early Nominations to 2022 Triple Crown」]


上に戻る