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2020年11月26日  - No.46 - 3

競馬チーム対抗戦"レーシングリーグ"、参加トレーナーの半数を発表(イギリス)[開催・運営]


 第1回目の競馬チーム対抗戦"レーシングリーグ(Racing League)"へ早速参加を表明した調教師たちが発表された。来夏に英国を舞台に繰り広げられるこのコンペには、ジョセフ&ドナカ・オブライエン兄弟がアイルランドの趣を添える。

 チャンピオンシップホースレーシング(CHR)が考案した"レーシングリーグ"は、6週間のあいだに施行される36レースで12チームが競い合う対抗戦である。各レースの総賞金は5万ポンド(約700万円)で、賞金総額は180万ポンド(約2億5,200万円)となる。

 CHRは最初に参加を表明した調教師たちが組む6チームを発表した。各チームは調教師2~4人、騎手3人、競走馬30頭で構成される。

 オーガナイザーであるCHRはこれまで国際色を取り入れると示唆してきており、オブライエン兄弟はアイルランドを代表する。北部地方のチームは、リチャード・フェイヒー調教師、ティム・イースタービー調教師により構成される。またニューマーケットチームは、チャーリー・フェローズ(Charlie Fellowes)調教師、ヒューゴ・パーマー(Hugo Palmer)調教師、ジョージ・スコット(George Scott)調教師により構成される。

 さらに南部地方のチームは3つ構成される。1チーム目はウィルトシャー州を拠点とするロジャー・カールトン調教師、アラン・キング(Alan King)調教師、マーティン・ミード(Martyn Meade)調教師、ブライアン・ミーハン(Brian Meehan)調教師。2チーム目はアンドリュー・ボールディング調教師、リチャード・ハノン調教師。3チーム目はジョージ・ベイカー(George Baker)調教師、ダヴィッド・ムニュイジエ(David Menuisier)調教師、ゲイリー・ムーア(Gary Moore)調教師、アマンダ・ペレット(Amanda Perrett)調教師。

 CHRのCEOジェレミー・レイ(Jeremy Wray)氏はこう語った。「第一段階で同じ地域の調教師が集まることは必然的でした。私たちは北部地方から南部地方まで、広範囲を代表するチームを編成することができました。また、アイルランド代表チームとしてオブライエン兄弟が参加してくれることを本当に嬉しく思っています」。

 「残りの6チーム、そして各チームのために選ばれた騎手の詳細について、近いうちに発表するでしょう」。

 これらのレースは、方向転換と安全の目的だけに鞭を携帯する"鞭なしレース"として施行される予定だった。しかし2021年については、その規定は破棄された。

 レイ氏は、「BHA(英国競馬統括機構)は来年に発表される研究結果を踏まえて、現行の鞭使用ルールを見直そうとしています。私たちは"レーシングリーグ"が鞭に関する国民投票になることを望まず、この決定を下しました」と述べた。

 "レーシングリーグ"は6週間にわたり木曜日に実施される。7月29日(木)にニューキャッスル競馬場で開始され、残り5開催もアリーナレーシング社所有の競馬場で施行され、スカイスポーツレーシングで放映される。レースはさまざまな距離で行われる格下のハンデキャップ競走であり、騎手はチームカラーの勝負服を着用する。

"レーシングリーグ"に参加が決定した6チーム

  1. ティム・イースタービー調教師/リチャード・フェイヒー調教師
  2. チャーリー・フェローズ調教師/ヒューゴ・パーマー調教師/ジョージ・スコット調教師
  3. アンドリュー・ボールディング調教師/リチャード・ハノン調教師
  4. ジョージ・ベイカー調教師/ダヴィッド・ムニュイジエ調教師/ゲイリー・ムーア調教師/アマンダ・ペレット調教師
  5. ロジャー・カールトン調教師/アラン・キング調教師/マーティン・ミード調教師/ブライアン・ミーハン調教師
  6. ジョセフ・オブライエン調教師/ドナカ・オブライエン調教師

By Andrew Dietz

(1ポンド=約140円)

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