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2012年08月02日  - No.32 - 1

香港競馬の2011-2012年度の売上げが7%増加(香港)[開催・運営]


 香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club: HKJC)は、7月15日に終了した2011-2012年度の競馬シーズンの賭事売上げを発表した。

 今シーズンのパリミューチュエル賭事の売上げは、861億1,700万香港ドル(約8,611億7,000万円)となり、前年比で7.1%増加した。香港政府は101億5,900万香港ドル(約1,015億9,000万円)の税収を得、HKJCは37億9,500万香港ドル(約379億5,000万円)の純利益をあげた。

 香港は1シーズンでシャティン競馬場ハッピーバレー競馬場の2場において85日間の競馬を開催している。

 HKJCのCEOウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスケス(Winfried Engelbrecht-Bresges)氏は、「賭事税を100億香港ドル以上納めたのは、2001-02年シーズン以来のことです。世界的な金融の現状にもかかわらず、私たちは香港競馬の売上げが増加し続けていることに満足しています。今シーズンは競馬場に約200万人の入場者がありました」と語った。

 「これは、現地の競馬ファンが惜しみなく支持している香港競馬が世界クラスであることを証明しています。また、対象顧客を明確に設定して顧客中心のサービス提供という私たちの取り組みへの支持だと思われます」。

 香港は、サイマルキャスト競走について、99レース発売し13億5,700万香港ドル(約135億7,000万円)を売り上げた前シーズンに対し、今シーズンは104レース発売し16億2,100万香港ドル(約162億1,000万円)を売り上げ、19.5%の成長を遂げた。

 エンゲルブレヒト-ブレスケス氏は、「香港の競馬ファンが世界中の馬に賭けられるようにするため、私たちの訴えを政府が聞き入れてくれることを望むばかりです。世界最高馬の1頭であるフランケル(Frankel)が間もなく出走するというのに、香港の競馬ファンがそれを楽しむことができないのは残念です」と語った。

 「競馬の国際化が私たちの望みかつ義務であり、また香港の競馬ファンも国際化を評価していることは、今回の売上げからはっきりと読み取ることができます」。

 シャティン競馬場でのシーズン最終日は、入場者数が7万4,000人を超えた。

 なお、アンビシャスドラゴン(Ambitious Dragon)が前年度に続き2011-12年香港年度代表馬に選出された。またジョン・サイズ(John Size)調教師が7回目のリーディング調教師となり、ダグラス・ホワイト(Douglas Whyte)騎手が見習い騎手時代も含め12年連続でリーディングジョッキーとなった。

By Blood-Horse Staff
(1香港ドル=約10円)

[bloodhorse.com 2012年7月17日「Hong Kong Season Handle Increases 7%」]


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