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TOPページ > 海外競馬ニュース > アリーナレーシング社、聖金曜日競馬開催を巡る各方面からの批判に反論(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2013年11月14日  - No.46 - 2

アリーナレーシング社、聖金曜日競馬開催を巡る各方面からの批判に反論(イギリス)[開催・運営]


 騎手協会(Professional Jockeys Association: PJA)が、オールウェザーチャンピオンシップの創設を、史上初の聖金曜日の競馬開催を確保するための“ごり押し”と非難したことから、アリーナレーシング社(Arena Racing Company: ARC)は10月10日反論した。

 ARCのトニー・ケリー(Tony Kelly)社長は、PJAは“不誠実”であるとした上で、“他の30場は既に契約を交わしたのにARCは賞金額に関する合意にサインしなかった”としてホースメングループ(Horsemen’s Group: HG)が行っていた批判に反論した。

 ケリー社長は、HGとの契約が合意に至ればARCは来年も予定どおり同じ賞金額を約束していたはずだと述べた。そして、ARCはメディア権収入について部外秘の情報を暴露することはできずしかも望まなかったために、話し合いが破綻したことを明らかにした。

 HGとの“弁解の余地がなく説明のつかない”契約失敗でARCが非難の的となった後で、ケリー社長は、BHA(英国競馬統轄機構)と合意していた合計賞金額1,130万ポンド(約18億800万円)という額は、HGにとって受入れ可能だったはずだと述べた。

 またARCは、賞金総額100万ポンド(約1億6,000万円)の聖金曜日の競馬開催を含め合計200万ポンド(約3億2,000万円)のオールウェザーチャンピオンシップをこの冬開催することを発表しているが、競馬に対するその献身的取組は評価に値し、ARCの2014年競馬番組は英国の大半の競馬場に全く引けを取らない賞金額を提供する予定である、とケリー社長は述べた。

 これに対しPJAのCEOポール・ストラザース(Paul Struthers)氏は、ARCからの新たな賞金投入は長年期待されていたことで、冬に海外騎乗しない騎手にとっての後押しとなるだろうと述べた。

 しかし次のように付け足した。「前向きな視点を失うべきではありませんが、聖金曜日の競馬開催をごり押しするためにこれらの計画が利用されたことは残念です」。

 「オールウェザーチャンピオンシップの最終日を聖金曜日に開催することとしなければ提案全体が破綻すると何度も言われたので、聖金曜日開催に反対する主張には慎重にならざるを得ませんでした」。

 ケリー社長は次のように語った。「ストラザース氏は最初から話し合いに関わっていたのですからPJAは不誠実です」。

 「この提案を検討し始めたとき聖金曜日のことは頭にありませんでした。様々な選択肢についてBHAと話し合い、シリーズ最終日には聖金曜日が最高の日であるという結論に至ったのです」。

 「スポンサーのもとを訪ね、聖金曜日に競馬を施行できるかもしれないと言ったとき、彼らは喜んでいました。その時点でこの案を推し進めることを決定したのですが、私たちは、聖金曜日に施行したいとも聖金曜日に開催できなければオールウェザーチャンピオンシップの計画自体を取り下げるともBHAに言った覚えはありません。そんな風に事が進んだわけではないのです」。

 「最終日を聖金曜日とし3年間オールウェザーチャンピオンシップを開催することにBHAは同意しました。それをできる限り立派な形で成功させたいと思います。そして3年間開催してみてうまく行かずBHAが聖金曜日の競馬開催を取りやめて元の形に戻るならば、それはそれで仕方ありません。でもやってみなければ分からないことです」。

 「私たちはオールウェザーチャンピオンシップの実現に本気で取り組んでおり、ここでやろうとしていることと、賞金に多くの資金を提供しているという事実を認識してもらう必要があると思います。私たちは資金を引き出しているのではなく、提供しているのです」。

 また、HG、馬主協会(Racehorse Owners’ Association)および調教師全国連合会(National Trainers Federation)からの批判に反論して、ケリー社長は、次のように述べた。「彼らの反応は予期していましたが、この反応のために私たちの計画が価値を落とすとは考えていません」。

 「ホースマンとの話合いに多くの時間をかけましたが、まだ十分に理解されていないのは、賞金契約の下で私たちがホースマンに提供する金額が彼らも納得したものであり、今でもなお満足できるものだということです。そして私たちが賞金契約に合意するとしても、その金額は変わりません」。

 「私たちは1,130万ポンド(約18億800万円)の賞金額を約束しましたが、それは私たちが賞金契約を交わした場合にホースマンに支払う予定であった金額であり、また今後支払い続ける金額です」。

 ホースメングループと契約を締結した30場は、メディア権料収入の一定割合を賞金に提供することを誓約したが、そのことについてケリー社長は次のように続けた。「賞金契約ではメディア権料収入の開示を求められますが、それをすることは私たちにとって不可能であり不本意であります。なぜなら、ARCは民間会社で、ホースマンに財務状態を公開する義務を他の競馬場ほど負っていません」。

 「ホースマンは提案された賞金額に満足していました。合意に至らなかったことに私たちはがっかりしていますが、合意したからといって賞金額を引き上げる結果にはならないことを理解してもらう必要があります」。

 競馬場でレースを施行するため、ホースマンが、ケリー社長の言う“暗黙の脅し”のやり方を採ろうが採るまいが、それは彼ら自身にかかっている。しかしケリー社長は、「私たちが来年の競馬番組をまとめるとき、提案される賞金額は英国の他のほとんどの競馬場に引けを取らないものになるでしょう。賞金分野に関してARCを非難するための正当な理由など決してないはずです」と付言した。

By Jon Lees
(1ポンド=約160円)

(関連記事)海外競馬ニュース 2013年No.45「2014年競馬開催日程の概要が発表され、聖金曜日の開催も決定(イギリス)

[Racing Post 2013年10月11日「Arc hits back as jockeys join the attack」]


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