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TOPページ > 海外競馬ニュース > 香港ジョッキークラブ、若年ファン獲得のための戦略(香港)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2013年01月10日  - No.2 - 2

香港ジョッキークラブ、若年ファン獲得のための戦略(香港)[開催・運営]


 香港の競馬当局者たちは、12月9日の香港国際競走に集まった競馬関係者を歓迎する一方で、新たな若年ファンを求めてデジタル技術を積極的に駆使している。

 その取組みは、アイパッド、アイフォン、ウェブサイト専用アプリの利用や、都心にあるハッピーバレー競馬場内のお洒落な会場における画期的な電子賭事テーブルの設置などである。そしてハッピーバレー競馬場の水曜日の夜間レースは、香港の中心から少し離れたニューテリトリーズにあるシャティン競馬場での日曜のレースよりも多く、競馬になじみのない観衆を惹きつけている。

 その重点は、賭事客の新世代を生み出すため、社交の場を通じて徐々に競馬に取り込んでいくことに置かれている。基本的な競馬情報は、賭事客同士がお互いに交流を図れるようにデザインされたテレビ画面と馬券売場で分かりやすく紹介されている。

 香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club: HKJC)のCEOウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスケス(Winfried Engelbrecht-Bresges)氏はデモンストレーションにおいて、「ハッピーバレー競馬場では、観客にとって、競馬の興奮とアイフォンやアイパッドを利用する指先のデジタル革新とが一体になります」と語った。

 実験的なファンサービスの取組みを取り入れるために、HKJCはハッピーバレー競馬場の一部を建て替え、若い競馬ファンにとってなじみやすい環境となるレストランとクラブタイプのラウンジを設けた。

 “ザ・ギャラリー(The Gallery)”は最終コーナーと最後の直線を見渡すことのできるレストランで、夜には競馬場の向こうにある香港の夜景を見ることができる。“アドレナリン”とのあだ名がついているラウンジには新しい試みの中心がある。それは、ラスベガスのサイコロ賭事テーブルに良く似た形をしたガラス板が天板の情報・賭事テーブルであり、顧客はこのテーブル上で発走前のレースの出走馬データをタッチパネルで得られるとともに、予め各種データが組み込まれている“スマートカード”技術を用いて賭事を行うことができる。

 レース映像や専門家による馬・騎手・調教師・オッズの分析を含むデータは、競馬初心者にとって分かりやすい方法で提供される。HKJCの研究によれば、そのシステムは、競馬を全く知らない新しい競馬ファンに基本的な知識を理解させるという最も困難な“学習曲線”の部分に対応できるよう特別にデザインされている。

 テーブルは、IBU (Interactive Best for You)としてよく知られている。どのテーブルにも8つのチャンネルの情報があり、導入初期の経験によればファンに競馬へのグループ参加を促す結果が得られている。

 そしてサイトアプリは、バーチャルゲーム、競馬用語レッスンおよびレースシミュレーションを提供しこのアプローチをさらに強化している。ファン参加を奨励するために、競馬場はアイパッドの貸し出しを行っている。エンゲルブレヒト-ブレスケス氏は、このアプローチは根っからの競馬ファンのためではなく、ファン層を広げるための架け橋としてデザインされていると強調した。

 HKJC競走担当理事のウィリアム・ネーダー(William Nader)氏は、「これは私が担当する分野ではありませんが、ファン層を拡大するためにデザインされるものは何でも素晴らしいものです」と付け足した。

 競馬は、香港において数十年間にわたって合法化されている唯一の賭事であり、HKJCは英国の植民地時代に由緒ある歴史を築いてきた。HKJCは、中国特別行政区において最大の雇用主であると同時に最大の納税者であり、一番の慈善活動の貢献者でもある。

 しかし、HKJCも他の多くの競馬統轄機関と同様に、多くの賭事客を惹きつける海外違法賭事や、若い賭事客を惹きつける新しい華やかな大型カジノ施設が近くのマカオにあることから、厳しい競争に直面している。

 これらのデジタル対応はまだ初期段階ではあるが、“ザ・ギャラリー”と“アドレナリン”は満員で営業されており、幸先の良い販売スポットになるかも知れないとHKJCは発表している。

 これとは別の分野において、香港国際競走に足を運んだHKJCのメンバー、馬主、海外からのゲストは、シャティン競馬場が変革を遂げていることに気付くだろう。人目を引くグランドスタンドのクラブハウス側は拡張され、改良され、馬場が新しい角度から見られるようになっており、これらすべては高尚な競馬ファンに贅沢で完全な経験を与えるためにデザインされている。

By Bob Kieckhefer

[bloodhorse.com 2012年12月8日「Hong Kong Jockey Club Pursues New, Young Fans」]


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