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2026年09月10日  - No.33 - 1

2027年の開催日割が発表されるも開催数の削減は小幅にとどまる(イギリス)【開催・運営】


 2027年の開催日割について、わずか18日の開催日が削減されたのみで、全体としてはほぼ変更がなかったことから、騎手、調教師、および英ジョッキークラブは強い不満を表明している。

 プロ騎手協会(PJA)は、これを「競馬関係者に継続的な負担」を強いる「リスクの高い戦略」だと指摘した。一方、全国調教師連合会(NTF)は、競馬ファンや馬券購入者は、「近年では例がないほど平均出走頭数が減少し、応援馬券(単勝と複勝を同額一括購入)を購入する機会も少なくなる」ことを覚悟しなければならないと述べた。

 英国競馬とそのガバナンスにおける、より抜本的な変革などを求めたことが一因となり、英国競馬場協会(RCA)からの脱退が迫っている英ジョッキークラブは、困難な決断を下す必要があるとし、「現在の競走馬の頭数では、現在の競馬開催の規模を維持することはできません」と述べた。

 来年、英国では1,440日の競馬開催が予定されており、今年より18日減少する見込みである。しかし、英国競馬統括機関(BHA)は先週のブログ記事で、レース数は概ね同程度に維持される見通しであり、各競馬場が残る開催日にレースを再配分すると述べた。

 BHAの競走担当理事、リチャード・ウェイマン氏は、2027年の開催日数とレース数を削減することについて、「競走馬頭数が減少していることや、ファンに常に競走性の高い魅力的なレースを提供したいという我々の意向を考慮すれば、当然の措置と思われます」と認めた。

 2027年開催日割の主なポイント

  • 開催数は計1,440開催となり、2026年の1,458開催からわずかに減少。過去10年間で最多だったのは、2019年の1,511開催
  • 内訳は、平地芝競走550開催(2開催減)、平地オールウェザー競走334開催(11開催減)、障害競走556開催 (5開催減)
  • プレミア開催は52日となる
  • 例年はドンカスター競馬場でのリンカーン開催で幕を開ける平地芝開催は、2027年にはその1週間前となる聖金曜日(イースター前の金曜日・3月26日)にバース競馬場で開幕する
  • チェルムズフォード競馬場には、ライセンスの取得を条件として、19開催が割り当てられた(2026年の当初割り当て数37開催から減少)
  • 再開場予定のトウスター競馬場に割り当てられる開催は、まだこのリストに含まれていない

 しかし、同氏は、BHA理事会が「賞金の確保と長期的な成長計画の推進を図ることが、競馬の利益に最も資する」と結論付けており、「したがって、2027年の競馬開催の規模は概ね現状維持となる」と述べた。

 PJAは、開催日数をほぼ変更しないという決定が「正しいものであることが証明される」ことを期待しつつも、繁殖牝馬頭数と産駒頭数の減少、スタッフの定着問題、そして絶え間なく続く開催日割を維持することで生じる競馬関係者等への継続的な負担を考慮すれば、この方針は「リスクの高い戦略」であると述べた。

 PJAは声明の中で次のように付け加えた。「PJAは、開催日割に関して『同じことを続けながら、異なる結果を期待することはできない』と繰り返し述べてきました。その意味で、競馬賭事賦課公社(Levy Board)に一連の対策案が提出されていることを歓迎します。これが承認されれば、英国における競走馬の生産、調教、所有に対して、さらなる有意義なインセンティブが提供されることになるでしょう」。

 NTFは開催日割を「最適とは言い難い」と評し、「競馬ファンが我々の提供するものすべてを引き続き楽しめるようにするためには、素晴らしく、エンターテインメント性のある競馬を中核に据えた戦略を策定できるよう、BHA理事会を支援する必要があります」と述べた。

 「2027年は、近年のどの時期よりも平均出走頭数が少なく、応援馬券の賭けの機会も少ない状況になると見込まれます。我々は、この減少傾向を緩和するために講じられた取り組みを支持していますが、その効果がすぐに現れるわけではないことも認識しています」と、NTFは声明で付け加えた。

 英ジョッキークラブは、英国における馬券売上高の減少や、馬主登録数、競走馬登録数、生産頭数、繁殖牝馬頭数の減少を踏まえ、開催日割の変更は不可欠であったと述べた。

 英ジョッキークラブの広報担当者は次のように述べた。「現在の競走馬頭数では、現在の競馬開催規模を維持することはできないというのが、我々の確固たる見解です。ピラミッド構造は競馬の健全性にとって不可欠であり、そのすべての階層を支え、競走馬頭数の推移を反映した競走体系を構築することが、競馬産業の健全性にとって極めて重要です」

 「困難な決断を下すのに容易な時期などありません。しかし、ハイクオリティ・ホースグループなどが提唱する構想について、長期的な視点に立って検討し、計画を立て、行動に移すことで、この極めて重要な課題に対処するための周到に練られた複数年計画が策定されすべての競馬場がその成果を目にし、恩恵を受けられる道筋が開かれることを願っています」。

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 チェルムズフォード競馬場が日程に含まれ、平地芝シーズンは例年とは異なる形で開幕

 チェルムズフォード競馬場は来年の開催日割に組み込まれたが、2027年に同競馬場で予定されている開催日数は減少している。

 チェルムズフォード競馬場では、以前のライセンス保有者であるグレート・リーズ・エステーツ社が会社管理手続きに入ったことを受け、今年3月以降、競馬が行われていない。後継会社であるゴールデン・マイル・レーシング社は、BHAからライセンスの交付を拒否され、その後、ライセンス委員会からも拒否された。

 7月、アリーナレーシングカンパニーがチェルムズフォード競馬場の所有者と競馬再開に向けて合意に達したことが発表されたが、競馬自体はまだ再開されていない(競馬以外のイベントは今年も継続されている)。

 チェルムズフォード競馬場がライセンスを再取得した場合、2027年には19日の開催が予定されている。これは、2026年に割り当てられた37開催からの減少となる。以前、同競馬場の関係幹部は、開催の割り当てが少ないとして不満を表明していた。

 チェルムズフォード競馬場では、今年の聖金曜日(4月3日)に競馬が行われる予定だったが、中止となった。来年のカレンダーでは、その開催枠はバース競馬場によって引き継がれる。来年の聖金曜日は3月26日であることから、平地芝シーズンは、4月3日まで競馬開催のない伝統的な開幕の地であるドンカスター競馬場ではなく、バース競馬場で幕を開けることになる。

 ドンカスター競馬場以外で平地芝シーズンが開幕予定だったのは、2016年が最後だった。その年はマッセルバーグ競馬場で聖金曜日にレースが行われる予定だったが、その開催は中止となり、当該シーズンはイースター・マンデーにレッドカー競馬場で幕を開けた。

By Peter Scargill

[Racing Post 2026年9月9日「2027 British fixture list revealed with 18 fewer meetings
- but PJA labels it a 'risky strategy' and trainers' body calls it 'sub-optimal'」]


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