海外競馬情報 軽種馬登録ニュース 海外競走登録 海外競馬場・日程 申請書類 世界の競馬および生産統計 統計データベース 馬名登録案内
血統書サービス 引退名馬 JWS
twitter FB
TOPページ > 海外競馬情報 > ピーター・サヴィル氏がBHA会長就任を目指し、支持を広げる(イギリス)【開催・運営】
海外競馬情報
2026年05月28日  - No.18 - 1

ピーター・サヴィル氏がBHA会長就任を目指し、支持を広げる(イギリス)【開催・運営】


 ピーター・サヴィル氏は、新たな英国競馬統括機関(BHA)会長への就任に向けて競馬界内部から200人を超える支持を取り付け、英国競馬界のトップへのセンセーショナルな復帰の可能性に向けた地ならしを進めている。

 78歳のサヴィル氏は、1998年から2004年までBHAの前身である英国競馬公社(BHB)の会長を6年間務めた。サヴィル氏は水曜日、もしチャールズ・アレン卿の後任として任命されるなら、自分は「業界が支持できる知識、経験、そして明確な目標を伴うビジョンを持っている」と語った。

 BHAは3月3日以来、会長の座が空席となっている。これは、アレン卿の波乱に満ちた在任期間が、現行契約終了時におけるBHAによる競馬開催日データ権の商業化の可能性を巡って、競馬場や競馬関係者との間で生じた対立の末に彼の辞任によって終わったためである。

 今年2月、サヴィル氏は、アレン卿が12月のジムクラック・ディナーでの演説で「競馬界の進むべき方向性を何も示さなかった」こと、また独立した理事会設置をめぐり競馬界の二大勢力から譲歩を引き出すために就任を遅らせたことを批判し、会長としてのアレン卿の信頼性に疑問を呈した。

 「複数の競馬界の重鎮たちから空席となっているポジションに応募する意思があるかどうか」を聞かれたサヴィル氏は、その考えに対する大きな支持の高まりがあることを条件に同意したと語った。

 その結果、サヴィル氏は先月、イギリス各地で1週間の間に6回の会合を開催したが、それらは「調教師、馬主、生産者、ブラッドストックエージェント、レーシングマネージャー、その他競馬界の有力関係者」が参加可能なものだった。

 「競馬界には解決すべき問題が数多くあり、私が何を問題だと考えているのか、そして何を行う必要があるのかを説明したかったのです。人々に私の考えを理解してもらえないのであれば、この挑戦に乗り出したくはありませんでした」と、彼は述べた。

 「私が提案していることに対して、非常に大きな支持がありました。すでに200人以上の競馬関係者から書面による署名入りの支持表明を受け取っており、その数は日々増え続けています。もし選考委員会が、私に面接の機会を与えるに値すると判断した場合、その一覧を委員会に提出するつもりです」

 「これは困難を抱えた複雑な業界です。この非常に難しい状況を乗り越えるには、競馬について十分な知識と理解を持つ人物が舵取りをする必要があります。短期間のうちに変化をもたらし、業界をより良い状態に立て直し、再び軌道に乗せる手助けができればと思っています」。

 長年にわたりオーナーブリーダーとして活動し、馬主協会の理事およびプランプトン競馬場のオーナーでもあるサヴィル氏は、BHA会長への立候補にあたって、自身の目標を事前に公に表明している点で、過去の立候補者達とはアプローチが異なると述べた。

 サヴィル氏は、自分が会長に就任した場合には「5つの目標」を掲げる考えだと述べた。その中には、BHAが自らの立場を活用して、競馬場と競馬関係者が商業契約を締結できるよう支援すること、そして競馬業界とブックメーカー業界の総合力を結集して、「競馬の維持に向けた英国政府の取り組みが他国に比べてはるかに不十分であることを政府に認識させること」が含まれる。

 さらにサヴィル氏は、「開催日程の全面的な見直し」を主導し、「それに伴い賦課金の配分見直しも必要だ」とした。また、「次期BHA会長に向けた適切な後継者選定計画を確実に実施する」ためのプロセスを導入し、「競馬に関する知識もマニフェストもない人物を突然送り込む」のではなく、円滑な移行プロセスを実現したいと述べた。

 しかし、これらの目標はアフォーダビリティチェック(経済力チェック)の課題に比べれば二次的なものであり、サヴィル氏は次のように述べた。「経済力チェックは最も緊急性の高い問題であり、私はそれに関する賭事・ゲーミング協議会(BGC)の立場を全面的に支持します。それは、法的措置に踏み切る可能性さえ含めてです。これらのチェックは、競馬および賭事業界を崩壊させる恐れがあります」

 「BHAはこの問題にもっと緊急性を持って対処する必要があります。なぜなら、この問題は日々、馬券の売上高に影響を及ぼしているからです」。

 アレン卿の計画の要である、完全に独立したBHA理事会の設立は、サヴィル氏が任命された場合、実現しないだろう。

 「私の見解では、理事会はすでに独立しています」とサヴィル氏は述べた。「もし『独立している』ということが競馬界全体にとって最善を尽くすことを意味するのであれば、その役割を果たしているBHAからの理事が2名おり、さらに4名の独立理事、そして競馬場と競馬関係者を代表してそれぞれ2名ずつがいます。そもそも戦う必要のなかった争いでした」

 「私は理事会における英国競馬場協会の代表を1名、サラブレッドグループの代表も1名だけにすることに賛成です。それぞれ2名も必要ありません。競馬場側と馬主側は、自分たちの意見や懸念を表明できる必要はありますが、そのうえで独立多数派が陪審のような立場で判断すべきです」。

 さらにサヴィル氏はこう付け加えた。「私たちはこの任命プロセスが始まるのを2か月半も待っており、業界には戦略を明確にし、経済力チェックに関して断固とした方針を打ち出せる人物が必要です」

 「私は知識、経験、そして業界全体が支持できる明確な目標を伴ったビジョンを持つ人物です。この役職に就くのが私であれ他の誰かであれ、その資質を持っていなければなりません」。

By Peter Scargill

[racingpost.com 2026年5月20日
「Peter Savill gets the backing of 200 racing figures as he bids for sensational return as BHA chair」]


上に戻る