TOPページ > 海外競馬情報 > BHA、馬インフルエンザの予防接種を「8ヵ月ごと」と提案(イギリス)【獣医・診療】
海外競馬情報
2019年05月22日  - No.5 - 4

BHA、馬インフルエンザの予防接種を「8ヵ月ごと」と提案(イギリス)【獣医・診療】


 BHA(英国競馬統轄機構)は調教師やその他の競馬界関係者との協議において、馬インフルエンザの予防措置を強化するための競馬施行規程の恒常的な変更を提案しようとしている。

 今年2月に馬インフルエンザ発生をうけて導入された一時的措置は、現役競走馬へ12ヵ月ごとに受けさせることを義務付けていた予防接種を「6ヵ月ごと」に短縮した。

 BHAは獣医委員会との会合を経て、2020年1月1日から新基準を「8ヵ月ごと」とすることを提案する。獣医委員会は「6ヵ月ごとの予防接種が最適」との見解を示しているが、BHAは競馬シーズン中の予防接種が必要となる可能性がないようにしたいとする調教師の意見を考慮した。しかし「8ヵ月ごと」の基準でも、実際のところ馬に年2回の予防接種を受けさせる必要がある。

 現在実施されている一連のバイオセキュリティ措置(防疫措置)により、「8ヵ月ごと」の基準は"感染リスク"と"実用面"の適切なバランスをもたらすと、BHAは考えている。

 一方、現行の一時的措置は5月1日に修正され、今後、競馬場に出走馬を連れてきた関係者はその馬が「8ヵ月以内」に馬インフルエンザの予防接種を受けていることを示さなければならない。1ヵ月の猶予期間が与えられるので、実際上は「9ヵ月以内」である。

 また5月1日からは、「競馬場到着時に出走馬の健康診断書を提出しなければならない」とする要件は、認可された調教場に属する英国調教馬に課されない。

 認可されていない調教場に属する障害競走馬や外国からの出走馬は、引き続き健康診断書を提出する必要がある。また外国からの出走馬には、英国到着前の72時間以内に、BHAに提出した鼻汁検体(swab)が陰性反応を示さなければならないという要件が今後も課される。

By Andrew Scutts

[Racing Post 2019年5月1日「BHA to propose eight-month renewal period for equine flu vaccinations」]


上に戻る