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TOPページ > 海外競馬情報 > 仔馬の馬インフルエンザ感染のリスク(イギリス・アイルランド)【生産】
海外競馬情報
2019年02月21日  - No.2 - 4

仔馬の馬インフルエンザ感染のリスク(イギリス・アイルランド)【生産】


 サラブレッド生産者協会(Thoroughbred Breeders' AssociationTBA)の獣医顧問ジェームズ・クロウハースト(James Crowhurst)氏は27日、馬インフルエンザの発生が確認されたことを受けて、「生まれたばかりの仔馬が、全ての馬の中で最も高いリスクに晒されます」と述べた。

 同氏は、この感染力の強いウイルスは競走馬の範囲にとどまっているが、当然のことながらTBAはこの状況に不安を抱いていると述べ、こう語った。

 「馬インフルエンザは当歳馬、特に生後1ヵ月にも満たない仔馬に感染すれば非常に深刻な影響を及ぼすので、私たちは生産者のことを考え懸念しています」。

 「生産者には、交配前の繁殖牝馬に追加予防接種を受けさせることと、現役競走馬と繁殖馬が交差するような場所では特に警戒することを、アドバイスしています」。

 「幸いなことに、牧場では馬インフルエンザ発生はまだ報告されていませんし、最後に牧場でこの疾病が発生したのも随分昔のことです。発生してしまうとかなり深刻な状況となるので、このまま何事もないことを望んでいます」。

 馬インフルエンザが牧場で発生すれば、生産者にとってこれ以上ないほど悪いタイミングとなるだろう。現在英国とアイルランドは出産シーズンの真っただ中であり、これから数ヵ月間は牧場で毎日のように仔馬が誕生するだろう。

 クロウハースト氏は、生まれたばかりの仔馬の免疫系は未発達なので、馬インフルエンザの予防接種を直接受けさせることができないと説明した。そして、妊娠中の繁殖牝馬に追加予防接種を確実に受けさせることが最善策だと述べた。

 同氏はこう続けた。「当歳馬は生後5ヵ月~6ヵ月まで免疫系が発達しません。仔馬を守るには、妊娠後期の繁殖牝馬に追加予防接種を受けさせるしかありません。そうすれば、繁殖牝馬からかなりの抗体が初乳にもたらされ、仔馬はそれを体内に吸収するでしょう」。

 「しかし、仔馬は生後1日目しかそれができず、その後は抗体を体内に吸収できません。したがって、仔馬は母馬の初乳に濃縮された抗体によって守られます。生産者は繁殖牝馬に追加予防接種を行うことで、仔馬をその免疫系がワクチンを接種できるほど発達するまである程度守れます」。

 クロウハースト氏は、馬インフルエンザは現時点で競走馬だけにしか確認されていないので、繫殖馬の移動をすぐに制限する必要はないが、TBAは状況の進展に応じて迅速な対応が取れるようにすると述べた。

 同氏は、「現在のところ、馬の移動を制限することは計画していません。しかし繁殖馬にも馬インフルエンザが確認されれば、すべてが再検討されるでしょう」と語った。

 アイルランド・サラブレッド生産者協会(Irish Thoroughbred Breeders' AssociationITBA)も、繫殖馬の移動についてのこの見解に同意しており、繁殖シーズンに混乱はなさそうだと予測している。

 ITBACEOシェーン・オドワイヤー(Shane O'Dwyer)氏は、こう語った。「ITBAは最近発生した馬インフルエンザに注意しており、生産者に馬の予防接種履歴を確認するように勧めています」。

 「ITBAは、生産者が過去6ヵ月以内に馬に予防接種を受けさせていない場合は、獣医師に連絡して適切な予防接種を手配するよう勧めています」。

 「牧場にいる馬に呼吸器疾患の徴候があれば、生産者は考えられる原因と治療方法について適切に判断できる獣医師に連絡を取らなければなりません」。

 「馬インフルエンザの臨床検査は、アイリッシュ・エクワイン・センター(Irish Equine Centre)において無料で受けられます。予防接種をきちんと受けている馬が馬インフルエンザに感染した場合は、通常それは一時的なもので他馬に感染しません」。

 「他のすべての疾病と同様に、牧場に着いた馬の検疫・隔離は不可欠な管理手順であり、ITBAの行動基準にも記されています」。


By James Thomas


Racing Post 201927Newborn foals most at risk from equine flu says TBA veterinary adviser」]


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