2014年生産頭数は愛国で増加、英国で減少(アイルランド・イギリス)【生産】
アイルランドの2014年の生産頭数は、前年より3%増加したが、その増加率は昨年9月末までの報告数に基づく予測の半分に留まった。
11月に発表された繁殖牝馬報告書(Return of Mares)においては、9月末までにアイルランドで血統登録された産駒は7,440頭であり、前年の同時期より6%増加した。
しかし、ウェザビーズ社(Weatherbys)のファクトブックによれば、12月末までに報告されている2014年の生産頭数は7,999頭であり、2013年の7,757頭を3%上回るに留まった。
報告の遅延分を含めれば、生産頭数は8,000頭を超えると予測されており、10,167頭が登録された2009年以来では最多となる。
一方、英国で血統登録された産駒数は、12月末の時点で4,328頭にとどまり、2013年の4,420頭から2%減少した。9月末の時点では4,255頭であり、2013年の4,302頭から1%の減少であった。
英国の生産頭数は、5,920頭と高水準であった2008年以来、2009年から2014年の過去6年のうち2013年を除く5年は、前年に比較して減少している。
2014年の生産頭数の減少は、繁殖牝馬が前年比2%減の8,284頭に減少したことに起因しており、この繁殖牝馬頭数は2004年に英国とアイルランドで別々にカウントされるようになって以来最少である。しかし、新たに繁殖登録された繁殖牝馬数は、前年に比較して18%増の1,243頭である。
アイルランドの繁殖牝馬数は、2013年の1万2,643頭から2%増加して1万2,909頭となった。
これらのうち、53%(英国は75%)が平地競走用の繁殖牝馬である。
現役繁殖牝馬頭数 | ||
年 | アイルランド | 英国 |
2010 | 1万5,345頭 | 9,826頭 |
2011 | 1万3,763頭 | 9,317頭 |
2012 | 1万2,952頭 | 8,766頭 |
2013 | 1万2,643頭 | 8,464頭 |
2014 | 1万2,909頭 | 8,284頭 |
By Katherine Fidler
[Racing Post 2015年2月17日「Irish foal crop up three per cent as British falls by two」]