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海外競馬情報
2011年09月09日  - No.17 - 1

英国チャンピオンズデーの番組詳細が発表される(イギリス)【開催・運営】


 チャンピオンズデーの詳細が7月25日に発表され、総賞金130万ポンド(約1億8,200万円)のチャンピオンS(G1)が英国競馬史における最高賞金を誇る開催日のクライマックスを飾ることとなった。

 10月15日(土)の第1回英国チャンピオンズデーの競馬番組には、5つの重賞競走と欧州で賞金が一番高い見習い騎手レースが含まれている。当日の賞金額の総計は300万ポンド(約4億2,000万円)で、そのうちのチャンピオンS(130万ポンド)は英国競馬史において最高賞金額のレースとなる。

 5つの重賞競走は、提供される賞金額の少ない競走から順に施行されるだろう。総賞金20万ポンド(約2,800万円)の英国チャンピオンズロングディスタンスカップ(G3)が午後1時50分発走、チャンピオンS(G1)は午後4時10分発走で、その前の午後3時35分に総賞金100万ポンド(約1億4,000万円)のクイーンエリザベス2世S(G1)が発走となる。

 7月2日に行われたサンダウン競馬場でのコーラルエクリプスS(G1)終了後、スポンサーたちは3時10分の発走時刻は早すぎるとの意見を述べ、そのうちの主なスポンサーコーラル社(Coral)のPR担当部長であるサイモン・クレア(Simon Clare)氏は発走時刻がもう少し遅い方がより有益であっただろうと示唆していた。

 英国チャンピオンズシリーズ社(British Champions Series Ltd.)のCEOロッド・ストリート(Rod Street)氏は、「大レースを1日の競馬番組の中頃に開催することの多い通常の競馬開催とは違って、私たちはずっとこの華々しい競馬番組のクライマックスに2つのビッグレースを持ってくることを計画していました」と語った。

 午後4時45分発走の最終レースである総賞金2万5,000ポンド(約350万円)のフューチャースターズ見習い騎手Hは、騎手協会(Professional Jockey’s Association: PJA)のCEOケヴィン・ダーレー(Kevin Darley)氏からの称賛を受けた。ダーレー氏は、「チャンピオンズデーに欧州で一番賞金の高い見習い騎手レースを設けることは、素晴らしい新機軸です」と語った。

「チャンピオンズデーのスポンサーであるQIPCO(カタールを拠点とする民間投資持株会社)が、このような権威ある開催日に舞台を用意してくれることで将来のスター騎手を応援することは、素晴らしいことです」。

 チャンピオンズデーの第1レースは、午後1時30分から開始されるBBC2のテレビ番組で放映される予定であり、一方、その時間帯にBBC1ではF1韓国グランプリが放送される。最終レース以外の残りの競走は、BBC1の2時15分から4時30分までの中継で放映されることとなっている。さらに、競馬のデジタルチャンネルであるアットザレーシズ(At The Races)とレーシングUK(Racing UK)の両方で、チャンピオンズデーのすべてのレースが放映される予定である。
 

英国チャンピオンズデーの発走時刻
発走時刻 総賞金 レース名 競走距離
1時50分 £200,000        (2,800万円) 英国チャンピオンズロングディスタンスカップ(G3) 3200m
2時25分 £250,000        (3,500万円) 英国チャンピオンズスプリント(G2) 1200m
3時00分 £250,000        (3,500万円) 英国チャンピオンズフィリーズ&メアーズ(G2) 2400m
3時35分 £1000,000 (1億4,000万円) クイーンエリザベス2世S(G1) 1600m 直線
4時10分 £1300,000 (1億8,200万円) チャンピオンS(G1) 2000m
4時45分 £25,000           (350万円) フューチャースターズ見習い騎手H 1400m 

 ※全ての発走時刻は予定時刻で、わずかな変更の可能性あり。

By David Baxter
(1ポンド=約140円)

[Racing Post 2011年7月26日「Champion Stakes worth waiting for on Britain's big day」]
 


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