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海外競馬情報
2011年07月08日  - No.13 - 5

カールトンハウスがダービーで落とした蹄鉄、オークションに出される(イギリス)【その他】


 競走中の馬が落とした蹄鉄の中で最も有名なものとなる可能性のあるカールトンハウス(Carlton House)の蹄鉄は、馬場管理スタッフが見つけて競馬福祉機構(Racing Welfare)に寄贈されたが、今後慈善オークションに出される予定である。

 6月4日に施行された英国ダービーで一番人気であったものの3着に終わった女王陛下の所有馬カールトンハウスがレース終盤で落鉄したというニュースが流れたとき、評論家たちは、この不運さえなければ同馬は他馬を出し抜き歴史的な英国ダービーの勝利をものにしていただろうと残念そうに述べた。

 問題の蹄鉄は、エプソム競馬場馬場管理チームのドミニク・ロイド(Dominic Lloyd)氏により見つけ出され、同氏は、この究極の競馬記念品を競馬福祉機構に気前よく寄贈した。

 競馬福祉機構は、女王陛下のレーシングマネージャーであるジョン・ウォレン(John Warren)氏により本物と確認されたこの蹄鉄を、7月14日にエプソム競馬場で催される“プライドオブレーシング”賞(Pride of Racing Awards)の受賞式の際に、オークションに掛けることにしている。
カールトンハウスの所有者である女王陛下との繋がりから、この授賞式には女王陛下の長女アン王女が出席する予定である。

 競馬福祉機構スポークスマンのリチャード・ニーガス(Richard Negus)氏は次のように語った。「皆様のご想像どおり私たちは非常に喜んでおり、その蹄鉄を受け取ったあとマイケル・スタウト(Michael Stoute)調教師とライアン・ムーア(Ryan Moore)騎手から蹄鉄を取り付ける盾にサインしてもらうつもりです」。

「私たちは王室事務局に、女王陛下がこれを本物であると証明して頂けるかどうかを尋ねたいと思っています。ウォレン氏はすでにこの蹄鉄が本物であると確認してくださっており、もし女王陛下も確認して頂ければ、競馬福祉機構へかなりの資金をもたらすはずのこのオークションに対する関心がさらに高まるでしょう」。

「運命を左右したこの蹄鉄がエプソム競馬場に戻ってくる7月14日、女王陛下にダービー敗北をもたらした蹄鉄のオークションに長女のアン王女が立ち会うという場面を目の当たりにすることになるでしょう」。

By Tom Kerr

[Racing Post 2011年6月9日「Carlton Derby shoe to be auctioned off」]


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