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海外競馬ニュース
2024年02月01日  - No.4 - 1

ドバイワールドカップデーに868頭が予備登録(ドバイ)[開催・運営]


 ペガサスワールドカップ(G1)を制したばかりのナショナルトレジャーとブリーダーズカップ・クラシック(G1)勝馬のホワイトアバリオが、3月30日に開催される総賞金3,050万ドル(約45億7,500万円)のドバイワールドカップデーに予備登録された。
 ドバイのメイダン競馬場で施行される9競走には、19カ国から計868頭が予備登録されている。日本からは約200の登録があり、2023年のUAEダービー(G2)を制したデルマソトガケは1,200万ドル(約18億円)のドバイワールドカップ(G1、2,000mダート)に出走予定である。
 アメリカからの予備登録馬は150頭で、ドバイワールドカップの有力候補であるナショナルトレジャーと、2月24日のサウジカップ(G1)に出走予定のホワイトアバリオがその筆頭だ。その他、ペンシルベニアダービー(G1)勝馬のサウジクラウン、最近サンパスカルステークス(G2)を制したニューグランジ、ペガサスワールドカップ2着馬セニョールバスカドールおよび3着馬クルッピなどが、ドバイワールドカップの予備登録に名を連ねている。北米勢は、昨年のドバイワールドカップ優勝馬である日本のウシュバテソーロ、そして1月26日にメイダン競馬場行われた前哨戦マクトゥームチャレンジ(G1)を制したドバイを拠点とするカビールカーンなどの強力な海外勢と対戦することになる。
 200万ドル(約3億円)のドバイゴールデンシャヒーン(G1、1,200mダート)においては、ディフェンディングチャンピオンのシベリウスがアメリカ馬の中では最も有力な1頭である。2022年の同レースの優勝馬で昨年は僅差の2着となった地元ドバイのスイッツァランドをシベリウスは再び撃破しなければならない。ボブ・バファート調教師の管理馬で、12月26日のマリブステークス(G1)を1馬身半で制したスピードボートビーチもドバイゴールデンシャヒーンに予備登録されている。ビル・モット調教師の管理馬でG1・4勝馬のカサクリードもドバイゴールデンシャヒーンに予備登録されているが、150万ドル(約2億2,500万円)のアルクオーツスプリント(G1)にも登録されており、後者を目指す可能性が高い。カサクリードは2022年のアルクオーツスプリントでは5着となっていた。
 2023年の世界5大レースのひとつと評されている600万ドル(約9億円)のドバイシーマクラシック(G1)に予備登録されているアメリカ馬はほとんどいないが、この1マイル半(2,400m)のレースには国際的に競争力の高い馬が集まった。ブリーダーズカップ・ターフ(G1)勝馬であるクールモアのオーギュストロダン、日本の三冠牝馬リバティアイランド、そして2022年のドバイシーマクラシック勝馬であるシャフリヤールなどが予備登録馬リストの中で傑出している。
 500万ドル(約7億5,000万円)のドバイターフ(G1)もまた、アメリカからの予備登録はほとんどなかったが、今回も豪華な戦いになることは約束されている。8歳馬ロードノースは、この芝1,800m戦で前人未到の4連覇を狙う。受けて立つのはブリーダーズカップ・マイル(G1)勝馬マスターオブザシーズで、ゴドルフィンのチャーリー・アップルビー調教師にドバイターフ初勝利をプレゼントできるかもしれない。その他、日本からは有馬記念(G1)の勝馬ドウデュース、香港からはスチュワーズカップ(G1)の勝馬ヴォイッジバブルなどといったアジア勢が予備登録されている。

ドバイワールドカップデーの全予備登録馬は以下をご覧ください。
https://dubairacingclub.com/media?RID=B6m2bXDnTH

By Molly Rollins
(1ドル=約150円)

[bloodhorse.com 2024年1月29日「Top U.S. Runners Highlight Dubai World Cup Noms」]


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