バーレーンインターナショナルTがG2昇格、総賞金は100万ドルに(バーレーン)[開催・運営]
バーレーン最大のレース、バーレーンインターナショナルトロフィー(サヒール競馬場)がG2に昇格し、総賞金も15万ポンド以上引き上げられる。
バーレーンインターナショナルT(芝2000m)は2019年に創設された。2021年と2022年に英国調教馬であるロードグリッターとドバイフューチャーがそれぞれ優勝している。今回の賞金引上げにより、今年11月にこのレースの第5回目が施行されるさいには、過去最高の100万ドル(約1億4,000万円)の総賞金が提供される。
昨年のバーレーンインターナショナルTには、英国・アイルランド・フランス・ドイツ・ノルウェーから出走馬が集まった。アジア・パターン競走委員会(Asian Pattern Committee)のレビューを受けて、この競走はG3からG2に格上げされた。
ラシード馬術・競馬クラブ(Rashid Equestrian and Horseracing Club)の会長であるイサ殿下(Shaikh Isa bin Salman bin Hamad Al Khalifa)はこう語った。
「バーレーンインターナショナルTはバーレーンの看板レースであり、G2昇格は競馬の国際舞台におけるバーレーンの地位向上に向けた重要な一歩となります。今まで以上に素晴らしいレースを開催し、世界各地からバーレーンに出走馬を迎えることを楽しみにしています」。
賞金はバーレーンの競馬番組全体で増額され、バーレーン・ターフシリーズ(全10レース)の各レースの総賞金は8万ドル(約1,120万円)となる。
あらかじめ出走登録しておけば海外からも出走できるこのシリーズは、12月から翌年2月にかけて施行され、5ハロン~1¼マイル(1000m~2000m)のハンデ戦で構成される。さらに8万ドル(約1,120万円)のボーナスが提供され、シリーズを通じて最多勝を挙げた馬主と調教師、そして最も優秀な馬に配分される。
バーレーンの3つのリステッド競走(皇太子カップ・国王カップ・アルメタクマイル)の賞金も引き上げられた。なお、バーレーンターフクラブ(Bahrain Turf Club)は競馬場と調教施設に投資している。
By James Stevens
(1ドル=約140円)
(関連記事)海外競馬ニュース 2021年No.27「バーレーン、芝競走の新たなシリーズを創設(バーレーン)」
[Racing Post 2023年7月7日「Bahrain International given Group 2 status and prize-money upped to $1m」]