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2022年10月13日  - No.38 - 4

サー・ヘンリー・セシル調教師とウィリー・カーソン騎手が殿堂入り(イギリス)[その他]


 サー・ヘンリー・セシルとウィリー・カーソン氏が10月15日(土)、英国チャンピオンズシリーズの殿堂入りを果たすことになった。

 アスコットで開催される英国チャンピオンズデーにおいて、カーソン氏とジェーン・セシル夫人の臨席のもと、往年のリーディングトレーナーとリーディングジョッキーが正式に殿堂入りを果たすことになる。

 セシル調教師は、ヴィンセント・オブライエン調教師に次いで2人目の殿堂入りトレーナーとなる。44年にわたる輝かしいキャリアにおいてフランケル、オーソーシャープ、スリップアンカーなどの一流馬を手掛けた。

 リーディングタイトルを10回獲得したセシル調教師は2013年6月に70歳で亡くなった。

 セシル夫人はこう語った。「ヘンリーは謙虚な人でした。殿堂入りには驚いたでしょうが、とても光栄に思っていることでしょう。彼が殿堂入りにふさわしい人物と信じていたので、とても嬉しいです。彼に人気があったことが証明されることを願っています」。

 「ヘンリーは自分に人気があるのはなぜか、どれほど人気があるのか理解していませんでした。イーストアングリアン子供ホスピスへの寄付を募るためのツアー"ディスカバー・ニューマーケット"を実施するとき、フランケルを見に来た人たちは必ずヘンリーの話をするのです。ヘンリーがどのように話しかけてきたか、そして優しさを見せたことなど、たくさんの話をしてくれます。彼はとても特別な存在だったのです」。

 カーソン氏は、レスター・ピゴット氏、パット・エデリー氏、フランキー・デットーリ氏に続き、殿堂入りを果たす4人目のジョッキーとなる。

 リーディングジョッキーに5度輝いたカーソン氏は15日(土)のセレモニーで、競馬界への貢献が認められメダルを授与される。彼は3,800勝以上を挙げ、クラシック17勝を達成している。

 カーソン氏は次のように語っている。「これまでの道のりを考えると、とても謙虚な気持ちになります。しかし女王陛下のためにクラシック競走で勝利を挙げましたし、ダービーを4勝してリーディングジョッキーとなり、なんとかここまでやってくることができました」。

 「人生でいくつかのことを達成しましたが、殿堂入りを果たしたことは最も大きなことの1つです。このような場に招待されるのは実に感無量です」。
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By Catherine Macrae

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