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2022年09月22日  - No.35 - 2

メルボルンカップ優勝馬ベリーエレガント、凱旋門賞へ追加登録(フランス)[その他]


 ベリーエレガントが凱旋門賞(G1 10月2日)の出走馬リストに加えられる。9月19日(月)に、関係者が2021年メルボルンカップ(G1)優勝馬を凱旋門賞に追加登録することを発表したのだ。

 馬主のジョマラ・ブラッドストック社は、9月11日(日)のフォワ賞(G2)でベリーエレガントが3着に入った後、このG1・11勝馬のために追加登録料12万ユーロ(約1,680万円)を支払うだろうと述べていた。

 ブックメーカーはロンシャンの看板レース、凱旋門賞でのベリーエレガントの単勝オッズを34倍から41倍としている。

 フォワ賞と同距離・同コースで施行される凱旋門賞はベリーエレガントにとって、今季フランシス・グラファール厩舎へ転厩してからの3戦目となる。

 この7歳牝馬は豪州から移籍してきてからまだ勝利を挙げていない。しかし、欧州での初戦となったジャンロマネ賞(G1 8月21日)は残念な結果に終わったものの、9月は調子を上げてきている。

 ベリーエレガント(NZ産)が凱旋門賞に追加登録されると、豪州産あるいはNZ産の馬がこのレースに出走するのは11年ぶりのことになる。

 直近で凱旋門賞に出走したNZ産馬は、2011年にデインドリームの4着に入ったソーユーシンクである。豪州産馬としては1997年のナッシンライカデイン(Nothin' Leica Dane)が出走したのが最後である。

 現在グラファール厩舎からは昨年の5着馬シリウェイとヴェルメイユ賞(G1)優勝馬スウィートレディなど合計4頭が凱旋門賞に出走登録されており、ベリーエレガントはそれらに加わることになる。

 凱旋門賞の追加登録の締切は9月28日(水)。

 このニュースはベリーエレガントの母オピュレンス(Opulence)が17歳で死んだ翌日に発表された。

 ニュージーランドの最優秀繁殖牝馬に2度輝いたオピュレンスは、グレンジウィリアムスタッドでベリーエレガントの全妹を出産したばかりだった。この仔馬は現在、里親の牝馬とともに過ごしている。

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By Catherine Macrae

(関連記事)海外競馬ニュース 2022年No.14「ベリーエレガント、凱旋門賞を念頭にフランスに移籍(オーストラリア・フランス)

[Racing Post 2022年9月19日「Melbourne Cup star Verry Elleegant to be supplemented for the Arc」]


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