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海外競馬ニュース
2022年03月31日  - No.12 - 5

ドーピングの一斉捜査の結果、3人を起訴(フランス)[その他]


 警察は組織的なドーピングに対する調査の一環として強制捜査に入り、23人を逮捕し、3人を起訴した。その3人の名前は公表されていない。

 3月22日に警官80人がフランス全土の施設を捜索したのち、ボルドーの検察判事は今回の起訴に踏み切った。容疑者となったのは競馬界および速歩競走の関係者、そして数人の獣医師であるとメディアは報じている。

 フランス競馬連盟(Fédération Nationale des Courses Hippiques: FNCH)、フランスギャロ(France Galop)、ルトロ(Le Trot フランス速歩競走協会)が共同で声明を出し、起訴された3人は競馬施設や調教施設との接触が禁止されていることを発表した。

 声明にはこう記されている。「司法当局による起訴に加え、これらの者は競馬場に出入りすることや競走馬に関係する活動に参加することを禁止されています」。

 「逮捕されたものの現時点で起訴をされていない者は、制裁を受けておらず、馬が押収されたり出走停止処分を科されたりはしていません」。

 ル・パリジャン紙には、速歩競馬界の数人の有名人や障害競走の2人の調教師の名前が挙がっている。それらの調教師のうちの1人は3月25日(金)にフォンテーヌブロー競馬場で多くの管理馬を出走させたため、現時点では起訴されていないと推測される。

 ボルドーの検察官が出した声明では、さらなる起訴の可能性があることが明確に指摘されている。3月22日(火)に逮捕された者のうち、さらに5人の拘留期間が24日(木)にまで延長されている。また、声明はさらなる捜査の可能性についても言及している。

By Scott Burton

[Racing Post 2022年3月25日「Three individuals formally charged and five still held after doping raids」]


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