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海外競馬ニュース
2021年01月28日  - No.3 - 4

フォーウィールドライブ、日本で供用(日本・アメリカ)[生産]


 消息筋によれば、BCジュベナイルターフスプリント(芝G2)を制し2歳シーズンに無敗を守ったフォーウィールドライブ(父アメリカンファラオ)は、北海道門別のサラブレッド・ブリーダーズ・クラブにより購買された。

 フォーウィールドライブは、サム・ロス氏とマイク・ホール氏のブリーズイージー社(Breeze Easy)により所有され、ウェスリー・ウォード調教師により管理された。同馬はデビュー戦のロジーズS(コロニアルダウンズ)を3¼馬身差で制し、ブラックタイプ勝馬となった。そして2戦目のフューチュリティS(芝G3 ベルモントパーク)を3馬身差で制し、重賞勝馬となった。その後ブリーダーズカップ開催に向かい、一番人気で臨んだBCジュベナイルターフスプリントにおいて先行逃げ切りで¾馬身差の勝利を決めた。2ハロンを21秒55、4ハロンを44秒03で通過し、勝ち時計は55秒66。

 フォーウィールドライブはグレンベールスタッド(Glenvale Stud ケンタッキー州)により生産され、母はステークス勝馬ファンフェア(Funfair 父モアザンレディ)である。1歳のときに高く評価され、2018年ファシグ・ティプトン社サラトガセール(セレクトセール)においてハートリー/デレンゾ・サラブレッズ社(Hartley/DeRenzo Thoroughbreds)により52万5,000ドル(約5,513万円)で落札された。また2歳で再びファシグ・ティプトン社ガルフストリームセール(2歳トレーニングセール)に上場され82万5,000ドル(約8,663万円)まで競り合われたが、最終的に主取となった。

 フォーウィールドライブは通算成績4戦3勝、獲得賞金69万3,385ドル(約7,281万円)で引退した。同馬は、2005年ドバイワールドカップ(G1)2着馬ダイネヴァー(Dynever 父ダイナフォーマー)や2009年BCダートマイル(G1)優勝馬ファーゼストランド(父スマートストライク)と同じファミリー(牝系)に属している。

 現在、フォーウィールドライブは日本への輸出に向けて検疫に入っている。

By Eric Mitchell

(1ドル=約105円)

[bloodhorse.com 2021年1月25日「Four Wheel Drive Sold to Stand in Japan」]


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