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海外競馬ニュース
2020年12月24日  - No.50 - 2

日本で供用予定だったタピザーが死亡(アメリカ)[生産]


 優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を送るために日本に旅立つ予定だったタピザー(12歳 父タピット)は12月15日の夜、ゲインズウェイファーム(ケンタッキー州)の検疫厩舎の馬房で事故に遭い、安楽死措置が取られた。G1馬タピザーは日本への出発を1月中旬に控えていた。

 ゲインズウェイファームは声明において「ゲインズウェイファームは、深い悲しみをもって、タピザーの突然で悲劇的な死を報告します。関係者の皆様には心からのお悔やみを申し上げます」と述べた。

 タピザーはG1・7勝馬で2018年最優秀3歳牝馬モノモイガールの父である。モノモイガールは今年のファシグ・ティプトン社11月セール(ケンタッキー州レキシントン)でスペンドスリフトファームにより950万ドル(約9億9,750万円)で落札された。同馬は2021年も現役を続ける。

 タピザーは、供用5年目の種牡馬の中で、産駒の獲得賞金の総額(累計)によるサイアーランキングにおいて第3位であり、今年単年でも第3位である。今年は、デラウェアオークス(G3)優勝馬プロジェクトウイスキー(Project Whiskey)と重賞勝馬4頭、ブラックタイプ勝馬10頭を送り出している。同馬の産駒は合計で2,250万ドル(約23億6,250万円)以上の賞金を獲得している。

 タピザーは現役時代に2012年のBCダートマイル(G1)とサンフェルナンドS(G2)で優勝し、獲得賞金は97万2,632ドル(約1億213万円)に上った。2013年に競走生活から引退してからはずっとゲインズウェイファームで供用されていた。

By Eric Mitchell

(1ドル=約105円)

 (関連記事)海外競馬ニュース 2020年No.48「モノモイガールの父タピザー、優駿スタリオンステーションで供用(日本)

[bloodhorse.com 2020年12月16日「Tapizar Dies Following Stall Accident」]


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