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2020年11月05日  - No.43 - 3

ホリー・ドイル騎手、バーレーンでディアドラに騎乗予定(イギリス・バーレーン)[その他]


 ホリー・ドイル騎手(24歳)は11月、最近イギリスでつくったサクセスストーリーがバーレーンおよび世界に広がることを望んでいる。同騎手は、バーレーン最大の国際レースであるインターナショナルトロフィー[総賞金50万ポンド(約6,750万円)]で、日本のスター牝馬ディアドラに騎乗するという貴重な機会を手に入れたのだ。

 10月31日(土)にニューマーケットで女性騎手としては年間最多の129勝を挙げたドイル騎手は、ブリーダーズカップ開催(11月6日・7日 キーンランド)で初騎乗を果たすために米国に旅立とうとしている。BCジュベナイルターフスプリント(G2 11月6日)でマイティグルカ(Mighty Gurkha)と再びコンビを組む予定だ。

 ドイル騎手は今勢いに乗っている。英チャンピオンズデー(10月17日)のスプリントS(G1 アスコット)をグレンシールで制してG1初勝利を果たし、同じ日にトゥルーシャン(Trueshan)でロングディスタンスカップ(G2)も制した。

 ブリーダーズカップ開催に初参戦を果たした後には、今度はペルシャ湾岸国のバーレーンで初参戦を果たす。同騎手は、インターナショナルトロフィー(約2000m)で良い成績を挙げて競走馬としてのキャリアを極めることを目指しているディアドラに騎乗する。

 G1を2勝しているディアドラは、前走の凱旋門賞(G1)でジェイミー・スペンサー騎手を背にソットサスの8着となっている。

 ドイル騎手は11月20日にバーレーンで、ディアドラとコンビを組む12人目の騎手となるだろう。

 同騎手はこう語った。「ディアドラの騎乗依頼を受けた時はとても嬉しかったです。土曜日の朝にニューマーケットで初めて彼女に騎乗しました。彼女は日本でとても人気がある馬で、乗った日にはとても調子が良かったです」。

 「バーレーンでは一度も騎乗したことがありません。国際的に認められるのは素晴らしいことです。馬主の森田氏は私のエージェントに直接連絡を取ってくださいました。これを機に、新たなドアが開くことを望んでいます」。

 「彼女は土曜日に機嫌が良く、関係者は彼女に満足しているようでした。それこそが大事なことです」。

 インターナショナルトロフィーで優勝するチャンスがあるかについて、ドイル騎手は「ディアドラにとってふさわしいレースに思えますが、今年の凱旋門賞がおかしなレースだったので、それによって彼女がどのような影響を受けたかを知るのは難しいです」と付言した。なお、昨年のインターナショナルトロフィーではフランス調教馬ロイヤルジュリアス(Royal Julius)が優勝している。

By David Milnes

(1ポンド=約135円)

 (関連記事)海外競馬ニュース 2020年No.41「ホリー・ドイル騎手、スプリントSを制してG1初優勝(イギリス)

[Racing Post 2020年11月1日「'Hopefully this will open doors' - Doyle hits world stage with Deirdre booking」]

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