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海外競馬ニュース
2020年01月23日  - No.3 - 1

名牝ビホルダー、ウォーフロント牝駒を出産(アメリカ)[生産]


 1月15日夜、名牝ビホルダー(Beholder)がスペンドスリフトファーム(ケンタッキー州レキシントン)で黒鹿毛の牝駒(父ウォーフロント)を出産した。同馬は、エクリプス賞を4度受賞しブリーダーズカップで3勝している。

 スペンドスリフトのネッド・トッフィー(Ned Toffey)場長は次のように語っている。


 「ビホルダーは昨夜、とても元気なウォーフロント牝駒を産んでくれました。ゆったりとして頑丈な仔馬で、肩回りの筋肉や骨格がしっかりとしています。出産は何の問題もなくスムーズに終わりました。彼女はまたもや素晴らしい仕事をしてくれました。仔馬は夜の8時半ごろに産まれ、その20分後には自力で立ち上がりました」。

 ビホルダーにとっては、2歳牡馬キュービーワン(Q B One 父アンクルモー)と1歳牝馬(父カーリン)に続き、3番目の仔となった。なお、同馬の2020年の交配相手としてはスペンドスリフトで供用されるボルトドーロ(Bolt d'Oro)が予定されている。

 動画リンク: https://twitter.com/spendthriftfarm/status/1217847575295995910?s=20

 ビホルダー(10歳)は2016年の現役引退までに通算成績26戦18勝を挙げ、獲得賞金は615万6,600ドル(約6億7,700万円)に上った。その間、エクリプス賞を4度受賞している(2012年最優秀2歳牝馬、2013年最優秀3歳牝馬、2015年&2016年最優秀ダート古牝馬)。

 過去10年間で、ビホルダーより多くのG1競走を制した牝馬はいない。2012年BCジュベナイルフィリーズ(G1)を制覇し、2016年に激戦を繰り広げてソングバード(Songbird)を鼻差で破りBCディスタフ(G1)で優勝し、合計11ものG1タイトルを獲得した。また、牡馬を蹴散らし8¼馬身差で勝利した2015年のパシフィッククラシックS(G1 デルマー競馬場)でのパフォーマンスもファンに強烈な印象を残した。

 ビホルダーのほかにブリーダーズカップ3勝(2013年BCディスタフの勝利を含む)という快挙を成し遂げたのは、2008年から2010年にかけてBCマイル(芝G1)を3連覇した名牝ゴルディコヴァ(Goldikova)である。

 ビホルダー(父ヘニーヒューズ)は、2016年にBCディスタフを制した後、現役生活を終えて繁殖入りした。

 

 ビホルダーの近況など、詳しい情報は下記URLを参照。

 www.ChampionBeholder.com

By Blood-Horse Staff

(1ドル=約110円)

[bloodhorse.com 2020年1月16日「Champion Beholder Delivers War Front Filly」]


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