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TOPページ > 海外競馬ニュース > ウッドバイン競馬場で20頭が馬ヘルペスウイルスに感染(カナダ)[獣医・診療]
海外競馬ニュース
2020年05月21日  - No.20 - 2

ウッドバイン競馬場で20頭が馬ヘルペスウイルスに感染(カナダ)[獣医・診療]


 オンタリオ州アルコール・賭事委員会(Alcohol and Gaming Commission of Ontario: AGCO)が5月17日に出した声明によると、ウッドバイン競馬場の12番厩舎にいた2頭が5月16日、馬ヘルペスウイルス1型(EHV-1)陽性と診断された。

 AGCOは、馬とホースマン(馬と競馬に関わる人々)の健康と安全が最優先であると述べている。またEHV-1の感染性が高いことを鑑みて、さまざまな感染症プロトコルの実施を指示した。

 ウッドバインエンターテインメント社の競走担当上席副社長のジェシカ・バックリー(Jessica Buckley)氏はカナディアンサラブレッド誌(Canadian Thoroughbred)に対してこう語った。「状況は刻々と変わっていきます。最新情報が入り次第、ホースマンに伝えていきます。現在新型コロナウイルスで大変な時期を迎えている中で、この一報を受けて新たな難題を突き付けられています。しかし、すでに実施されているプロトコルが、最終的には馬ヘルペスウイルスを早急に封じ込めるのに役立つでしょう」。

 全米馬臨床獣医師協会(American Association of Equine Practitioners)によれば、EHV-1は馬に4つの症状を引き起こす可能性がある。それは、神経症状、呼吸器系症状、流産、仔馬の生後直死である。EHV-1ウイルスは、馬同士が直接接触することにより鼻汁を介して気道に入り込んで広まる。また、汚染された物体との接触を介して間接的に広まる可能性もある。

 ウッドバイン競馬場は平地シーズンを6月6日に開幕することを目指している(当初の開幕予定日は4月18日)。オンタリオ州政府は5月14日、新型コロナウイルスの感染拡大危機の後に州の経済活動を段階的に再開するための枠組みを発表した。5月19日から開始予定の枠組みの第1段階において、ソーシャルディスタンスを保つ措置が取られた上での無観客競馬が認められている。

合計20頭がEHV-1に感染していることが判明

 AGCO は5月18日現在、ウッドバイン競馬場で発生した神経向性EHV-1ウイルスの症例を引続き観察している。

 12番厩舎の全59頭に検査を実施したところ、20頭がEHV-1に感染していることが現時点で判明している。感染馬は隔離されるか、治療のためにゲルフ大学に送られた。神経疾患のために1頭が安楽死措置を余儀なくされた。今回陰性と診断された馬は、5月19日に再検査を受ける。

 隣接する11番厩舎の全ての馬にも検査が実施される。感染馬との接触の可能性を追跡するために、ウッドバイン競馬場は12番厩舎の馬と接触した、あるいは近づいたかもしれない馬と人を全て特定しようとしている。また、AGCOは33番厩舎と35番厩舎に対しても、発熱馬が1頭いるために閉鎖するように命じている。その馬は隔離されており、5月19日に検査を受ける予定。

 AGCOが5月17日に指示した感染症プロトコルは引続き実施される。

 AGCOの声明にはこう記されている。「AGCOは、すべての競走馬の健康に対する懸念を共有しています。そしてこの状況に対応するために連帯して勤勉に取り組んだウッドバイン競馬場・オンタリオ州ホースメン共済協会(Horsemen's Benevolent and Protective Association of Ontario)・ゲルフ大学・オンタリオ州農業食料農村地域省の努力を評価したいと思います」。

 「AGCOは状況を注意深く観察し続けています。新たな進展があれば報告します。EHV-1は人に感染することはなく、現在世界中で流行している新型コロナウイルスとは関係ありません」。

 ウッドバイン競馬場では現在、以下の対策が取られている。

・ EHV-1が他の厩舎に広まっていないかを判断するために、新たな通知があるまでの間、どの馬もAGCOの承認なしに競馬場外に出してはならない。この制限については継続的に再検討される。

・ 新たな通知があるまで、調教のためでも馬を12番厩舎から出すことを禁止する。ただし、獣医師による緊急治療や、馬を隔離する場合は除く。この制限については感染の進行状況に基づいて再検討される。

・ 12番厩舎に出入りするのは、必須要員に限られる。

・ ウッドバインの在厩馬全頭に対して、毎日2回の検温を行い、馬房の扉にその結果を記録しなければならない。調教師は、管理馬がEHV-1と一致する臨床症状(101.5F/38.5℃以上の発熱など)あるいは呼吸器系症状(咳、鼻汁、および/または神経症状)を示していれば、それを直ちに獣医師に報告しなければならない。

・ 馬の歯の治療は、緊急を要する以外は許可されない。

・ ポニー(誘導馬)は同じ厩舎の馬だけを誘導できる。

By Blood-Horse Staff

[bloodhorse.com 2020年5月16日[Two Horses at Woodbine Test Positive for EHV-1]、5月18日「Total of 20 Woodbine Horses Test Positive for EHV-1」]

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