TOPページ > 海外競馬ニュース > 最強マイラーのビューティージェネレーション、重賞2連覇で完全復活(香港)[その他]
海外競馬ニュース
2020年04月09日  - No.14 - 1

最強マイラーのビューティージェネレーション、重賞2連覇で完全復活(香港)[その他]


 香港のスター馬ビューティージェネレーション(せん7歳)が4月5日(日)のチェアマンズトロフィー(G2 シャティン)で、クイーンズシルバージュビリーカップ(G1 シャティン)での勝利に続き重賞連覇を果たした。

 ビューティージェネレーションは正式に世界最高レーティングのマイラーとされていたが、2月にクイーンズシルバージュビリーカップで優勝する前に4連敗を喫していた。

 ザック・パートン騎手が主戦を務める同馬は、昨年も制したこのチェアマンズトロフィーで再び勝利を掴んだ。クイーンズシルバージュビリーカップの2着で今回は負担重量が5ポンド(約2.3 kg)軽かったカーインスター(Ka Ying Star)を½馬身引き離しての勝利だった。

 ビューティージェネレーションとの直近の4回の対戦を全て制していたワイクク(Waikuku)は、単勝1倍台でこの7頭立てのレースに臨み、優位を保っていたが、遅れをとって6着となった。

 香港で初めて1億香港ドル(約14億円)以上の賞金を獲得したビューティージェネレーション(ジョン・ムーア厩舎)は、この勝利により重賞15勝を達成した。現在4月末に行われるチャンピオンズマイル(G1 シャティン)の3連覇を目標としている。

 ジョン・ムーア調教師はこう語った。「ビューティージェネレーションは目標とするチャンピオンズマイルを前に幸先の良い勝利を収めました。彼の状態は100%です。これから3週間にわたってそれを持続させなければなりません」。

 「見事な勝利でした。最高のテンポですべてが計画どおりに進みました。彼は鞭を使われることなく思うままに走りました。これはチャンピオンズマイルに向けて良い兆しであり、全てが順調です」。

 「私が嬉しく思ったのは、ザックが下馬する際、道中で他馬がこの馬に近づいたときに以前のような闘志を見せたと言ったことです。ザックによれば、彼はただ一生懸命に力強く走っていました。もしチャンピオンズマイルに向けて同じような気合いが入っていれば、本領を発揮するはずです」。

By David Carr

(1香港ドル=約14円)

[Racing Post 2020年4月5日「You Beauty! Generation game for more and lands a second Chairman's Trophy」]

上に戻る