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TOPページ > 海外競馬ニュース > ゴールデンゲートフィールズ競馬場、数々の取組みにより賞金額増加(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2019年02月21日  - No.7 - 2

ゴールデンゲートフィールズ競馬場、数々の取組みにより賞金額増加(アメリカ)[開催・運営]


 カリフォルニア州の競馬場は競馬賭事を発展させるために懸命に努力している。ただし、それを取り巻く状況は多くの実りをもたらすものとは言い難い。

 米国の競馬場は、スロットマシン・ヒストリカルレーシングゲーム機・カードルーム・スポーツ賭事など、数え切れないほどの収入源を持てる。しかし、カリフォルニア州の競馬場が事業拡大と賞金増加を成し遂げられる方法は、場内馬券とサイマルキャスト賭事の売上げを伸ばすことしかない。

 米国において、2018年に50日以上ライブ競馬を施行し、1日当たりの平均賞金額の成長率が最大だった15競馬場のうち、ゲームを代替収入源としなかった競馬場はたった2場だった。それはアーリントンインターナショナル競馬場(以下アーリントン競馬場)とゴールデンゲートフィールズ競馬場(以下ゴールデンゲート競馬場)だ。

 アーリントン競馬場は、州議会が馬主賞とスーテクス競走へ160万ドル(約17,600万円)の資金提供を承認したことで、賞金額を増加させることができた。また同競馬場が2017年に賞金提供額を抑えていたことも賞金額増加の理由となった。

 サンフランシスコにあるゴールデンゲート競馬場は州議会から資金提供を受けていない。その代り、サイマルキャスト賭事においてニッチ市場を絶えず開拓している。カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board)が発表した統計によると、同競馬場のサイマルキャスト賭事は州外における収入が37%増加し、全体売上げが2017年と比較して16.8%増加した。これにより、ゴールデンゲート競馬場の1日当たりの平均賞金額は前年比7.9%増の152,590ドル(約1,678万円)となった。

 賞金増加は出走頭数を増やすのにも寄与し、同競馬場の2018年の1日当たりの平均出走頭数は6.93頭となった(2017年は6.74頭)。当然のことながら、出走頭数増加により馬券売上げも増加した。

 ゴールデンゲート競馬場の業務部長であるパトリック・マッキー(Patrick Mackey)氏は、サイマルキャスト賭事においてレースのタイミングを念入りに見計らうなど、様々なファクターがこの成長に寄与したと確信している。また、経営陣が1レース当たりの出走頭数が6頭未満とならないように尽力していることもこれに貢献したと考えている。

 マッキー氏はこう語った。「ゴールデンゲート競馬場の副理事長兼場長であるデヴィッド・ダガン(David Duggan)氏は着任したとき、ここの競馬にとって何が最善かを探し続け、サイマルキャスト賭事においてニッチ市場を見つけるために取り組みました。私たちのところには、少人数であるものの有能なチームがおり、毎朝戦略を練っています。私たちはその戦略に従いますが、それは他場の馬券発売のタイミングにもよります。私たちは他場の馬券発売の隙間を縫うように弊場の馬券を発売しなければなりませんでしたが、昨年はそれがうまく機能しました」。

 ゴールデンゲート競馬場は、東海岸の賭事客を引き付けるために馬券発売を早めたり、多頭数のレースをカードの最後ではなく真ん中あたりに組むなどのスケジューリング変更を試みてきた。

 プレザントンにある厩舎地区を閉鎖した後も、ゴールデンゲート競馬場の賞金は増加した。この魅力的な厩舎地区には長年、同競馬場に出走する馬が入厩していた。しかし近年、入厩馬のほとんどが馴致を受ける1歳馬と初期調教を受ける2歳馬に変わっていった。ゴールデンゲート競馬場はプレザントンの厩舎地区を開けておくために17,900ドル(約87万円)を支払っていたが、そこから出走するために輸送されて来る馬は減少した。その厩舎運営費は、賞金用の資金と手数料から支出されていた。2018年には、同競馬場は、それまでのプレザントンの厩舎地区の維持費が賞金資金に戻ったことによる大きな影響を目の当たりにした。

 マッキー氏によれば、ゴールデンゲート競馬場がより魅力的な競馬賭事を提供するのに寄与したファクターが他にもいくつかあった。また、出走手当を225ドル(約24,750円)から300ドル(約33,000円)に引き上げたことで、馬主は少なくとも出走費用をまかなうことができる。賞金だけではなく手当が増加したことで、より広範囲の調教師が管理馬を出走させる気になるので、競馬賭事はさらに面白いものとなる。

 マッキー氏はこう語った。「賞金増加は、調教師の心理に変化をもたらしはじめています。約5年前に私が初めてここに来た時、多くの人々は『馬券購入者はプログラムに"ゴールデンゲート"を見つけてもページをめくるだけだ』と話していました。当時は、ほぼ全てのレースが3頭~5頭立てで、ジェリー・ホレンドーファー(Jerry Hollendorfer)調教師とラッセル・ベイズ(Russell Baze)騎手が常に勝っていました。私たちは今や、サイマルキャスト賭事で契機をつかんでいます。誰かが幸運にも我々の競馬場で馬券を的中させれば、また戻ってきてくれると思いたいです」。

 同氏はこう続けた。「我々の競馬場でホースマンが出走登録した後に、出走取消することはほとんどありません。芝コースが使えないときは人工馬場があり、ホースマンはそれを気に入っています。米国にはいくつか人工馬場を使える競馬場がありますが、あまり人気がありません」。

 マッキー氏は、ゴールデンゲート競馬場はあらゆる試行錯誤を続けるだろうと述べ、こう付言した。「スポーツ賭事がどのように進展していくかを見守っています。カリフォルニア州はスポーツ賭事を静観しているようです。ここでは先住民族がカジノを取り仕切っているので、いずれスポーツ賭事が私たちの競馬場運営の一助となることを望んでいます。当面は、これまで成功しつつあることを足場に、賭事売上げを伸ばしていくことを考えています」。

By Eric Mitchell

1ドル=約110円)


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