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TOPページ > 海外競馬ニュース > イントゥミスチーフとマイトーリ、クォーターホースの牝馬と交配(アメリカ)[生産]
海外競馬ニュース
2019年11月28日  - No.46 - 3

イントゥミスチーフとマイトーリ、クォーターホースの牝馬と交配(アメリカ)[生産]


 11月20日、スペンドスリフトファーム(Spendthrift Farm)とロビショーランチ(Robicheaux Ranch)がパートナーシップを締結し、2020年に、リーディングサイアーのイントゥミスチーフ(Into Mischief)と2019年BCスプリント(G1)優勝馬マイトーリ(Mitole)をクォーターホースの牝馬と交配させる機会を提供することが発表された。この交配は人工授精によって行われる。

 スペンドスリフトファーム(ケンタッキー州レキシントン)のオーナーであるB・ウェイン・ヒューズ(B. Wayne Hughes)氏は創造的なアイデアを探している。一方、ロビショーランチ(ルイジアナ州ブローブリッジ)の生産マネージャーであるライアン・ロビショー(Ryan Robicheaux)氏は異種交配を模索している。そのため、この冒険的事業は双方の興味を引き付けた。

 スペンドスリフトファームの種牡馬販売マネージャーであるマーク・トゥーセイカー(Mark Toothaker)氏は、G1・4勝馬マイトーリの馬主ビル&コリーン・ハイリグブロート(Bill and Corinne Heiligbrodt)夫妻が同ファームにこのアイデアを提案してきたと語った。

 トゥーセイカー氏はこう語った。「ヒューズ氏はいつも、私たちが独創的なことを考え、実現できる一風変わったアイデアや事柄を思いつくことを楽しみにしています。この事業はハイリグブロート夫妻が思いつき1つの形になりました」。

 最初はマイトーリだけが候補に挙がっていたが、パートナーシップ締結後、イントゥミスチーフの名が持ち上がった。

 トゥーセイカー氏は、「イントゥミスチーフはサラブレッド界で血統に大きな影響を与えている種牡馬なので、クォーターホース界でも同様であると考えられるでしょう」と述べた。

 ロビショーランチはこの事業において、イントゥミスチーフとマイトーリから精液を採取して凍結し、相手となる牝馬の契約をまとめる役割を担う。人工授精のための精液採取により、スペンドスリフトファームでの両馬のサラブレッド牝馬への種付けに支障が生じることはない。

 米国ジョッキークラブは、サラブレッドが血統登録される条件として自然交配を義務付けており、人工授精を禁止している。人工授精を許容するアメリカ・クォーターホース協会(American Quarter Horse Association)は、サラブレッドとクォーターホースの交配種をアペンディックス(Appendix Registry)として登録している。

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 トゥーセイカー氏はこう語った。「これは今までにないことです。サラブレッドとクォーターホースの交配がこれほど大きな規模で行われたことはありません。確かに、ストームキャットがクォーターホースの牝馬と交配したことはありました。フェイバリットトリック(Favorite Trick)がそのような異種交配である程度成功を収めていることも知っていますが、今回この2頭で実施する方法が実際に試されたことはないでしょう」。

 リーディングサイアーに2度輝いたストームキャット、1997年米国年度代表馬フェイバリットトリック、そしてG1を制したストームキャット産駒のヘネシー(Hennessy)はすべて、クォーターホースの牝馬と交配して、クォーターホースレースの重賞勝ち産駒を送り出している。

 ロビショー氏は、フェイバリットトリックとクォーターホース牝馬の間に生まれた産駒でG1を制したフェイバリットカーテル(Favorite Cartel)はクォーターホース界ではリーディングサイアーの1頭であると指摘した。フェイバリットカーテルはバーンズランチ(Burns Ranchカリフォルニア州メニフィー)で供用されており、2020年の種付料は1万2,500ドル(約138万円)である。

 同氏はこう語った。「私たちは所有しているクォーターホース牝馬を、今すぐこれらのサラブレッド種牡馬と交配させたくてたまりません。現在、クォーターホース産業で牝馬を購買したとしても、交配させられる種牡馬は限られています。数頭のサラブレッド種牡馬を試しましたが、今回スペンドスリフトファームのヒューズ氏が提案しているほど手頃な種付料で優良馬との交配機会が提供される例はありませんでした」。

 ロビショー氏は、スペンドスリフトの種牡馬との交配のためにクォーターホース牝馬の契約をまとめるのに加えて、自らが所有する牝馬と交配させることを計画している。

 同氏は、「クォーターホース界とサラブレッド界に興奮をもたらすことができて嬉しく思っています。とても幸運です。彼らが私を選んでくれたことに恐縮しており、良い仕事をしたいと思っています。この冒険的事業が今後長く続くことを願っています」と付言した。

By Christine Oser

(1ドル=約110円)

[bloodhorse.com 2019年11月21日「Into Mischief and Mitole Available to Quarter Horses」]



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