TOPページ > 海外競馬ニュース > サラブレッド・アフターケア同盟、認定施設に342万ドルを提供(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2019年11月21日  - No.45 - 3

サラブレッド・アフターケア同盟、認定施設に342万ドルを提供(アメリカ)[開催・運営]


 サラブレッド・アフターケア同盟(Thoroughbred Aftercare Alliance: TAA)は11月18日、TAAの認定を受けている74ヵ所のサラブレッド・アフターケア施設に総額342万ドル(約3億7,620万円)の資金提供を行うことを発表した。

 TAAは2012年の設立以来、合計1,720万ドル(約18億9,200万円)以上の補助金を認定サラブレッド・アフターケア施設に交付してきた。

 TAAのマイク・ミュザー(Mike Meuser)理事長は、「今年、認定施設が増加し、300万ドル以上を提供できることを嬉しく思っています。認定施設がより多くのサラブレッドを繋養し、受け入れ、余生を送らせるのに、この資金が役立つものと考えています。しかし、まだ取り組むべきことが残っており、TAAに資金提供する競馬産業の団体に対して、競馬を長く存続させるために出資を継続するように促しています」と語った。

 馬のケアのために割り当てられるTAAの補助金は、2012年から1万300頭以上のサラブレッドを支援する認定施設において役立てられている。

 TAAの認定施設は、TAAの基準を満たしていることを確実にするため、その認定までに厳格な申請・審査プロセスを経なければならない。その基準は5つの分野を対象としている。(1)運営、(2)教育、(3)馬のヘルスケアマネージメント、(4)施設の水準とサービス、(5)受入れに関する方針・手順である。施設審査はサラブレッドが在厩するすべての施設において実施される。またTAAの認定条件として、全施設に継続的な改善と再審査の受入れが求められている。

 TAAは、馬主・調教師・生産者・種馬場・競馬場・セリ会社・ホースマングループ・財団・獣医師・馬券予想家・競馬ファン・賭事技術会社など、サラブレッド産業のあらゆる方面のメンバーにより支援されている。

 TAA認定施設一覧、認定プロセスに関する情報、競馬産業のTAA支援者一覧は、サラブレッド・アフターケア同盟のウェブサイトで閲覧できる(ThoroughbredAftercare.org)。
news_2019_45_03_01.PNG
news_2019_45_03_02.PNG
news_2019_45_03_03.PNG

By Thoroughbred Aftercare Alliance Press Release

(1ドル=約110円)

[bloodhorse.com 2019年11月18日「TAA Awards More Than $3.4 Million in Grants」]


上に戻る