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海外競馬ニュース
2019年11月14日  - No.44 - 4

違法賭事への部外秘情報提供で香港ジョッキークラブのスタッフを逮捕(香港)[その他]


 香港の汚職捜査機関である廉政公署(Independent Commission Against Corruption:ICAC)は、違法賭事に関係したと疑われる21名を逮捕した。その中には香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club: HKJC)の免許を有する6名のスタッフが含まれていた。

 ICACは11月11日、"鉄三角作戦(Operation Iron Triangle)"という汚職捜査で逮捕者が出たことを発表した。HKJCのスタッフ(調教助手2名、厩務員4名)から提供された部外秘情報が違法賭事で使われていたことが疑われている。

 サウスチャイナモーニングポスト紙によれば、ICACは「15名がセン湾区の住宅地で賭事シンジケートを運営し、そのためにHKJCのスタッフ6名の協力を得ていた」と発表した。

 ICACのスポークスマンは声明においてこう述べた。「合計21名が逮捕されました。その中にはHKJCの調教助手2名と厩務員4名が含まれており、競走馬を操作して違法賭事を運営しやすくするために、部外秘情報を提供したことが疑われています」。

 「HKJCはその捜査の間、ICACに全面的に協力してくれました。ICACとHKJCはいかなる汚職行為も寛容に扱うことはありません。2つの機関はこのような犯罪と闘うために、また香港競馬の公正性を守るために密接に連携し協力していきます」。

 HKJCは声明において、スタッフのいかなる不正行為に対してもゼロ・トレランス主義(どんな小さな違反も見逃さない考え方)に基づいて取り締まると述べている。そして、「HKJCはICACが捜査している事案についてコメントを差し控えます。それでも、HKJCは公正確保を断固として守ることが常に我々の基本的価値観であると強調したいと思います」と語った。

By Matt Butler

[Racing Post 2019年11月12日「Assistant trainers among 21 arrested in Hong Kong in illegal bookmaking probe」]


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