EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > モンゴリアングルーム、BCクラシックでの故障により安楽死措置(アメリカ)[その他]
海外競馬ニュース
2019年11月07日  - No.43 - 3

モンゴリアングルーム、BCクラシックでの故障により安楽死措置(アメリカ)[その他]


 ブリーダーズカップ開催[11月1日(金)&2日(土) サンタアニタパーク競馬場]は大きな注目を浴びたが、悲劇的なかたちで終了した。土曜日の夕方にモンゴリアングルーム(Mongolian Groom)がBCクラシック(G1)で左後肢に故障を発症し、その後安楽死措置が取られたのだ。

 ブリーダーズカップ協会(Breeders' Cup Ltd.: BCL)の声明によれば、モンゴリアングルームは故障を発症してすぐに、ライアン・カーペンター(Ryan Carpenter)博士が率いる熟練した獣医師チームの治療を受けた。カーペンター博士はヴィンス・ベイカー(Vince Baker)博士を含む他の数名の獣医師とともに患部を診察した。その結果、モンゴリアングルームに対し人道的な安楽死措置を取ることを勧告した。

 声明にはこう記されている。「モンゴリアングルームの死は競馬コミュニティー全体にとって大きな損失です。競走馬および騎手の安全は、ブリーダーズカップの最優先事項です。私たちはブリーダーズカップに向けて馬の安全性を高めるためにサンタアニタ競馬場と緊密に取り組んできました。またBCLは、最新の治療方法とその規制、薬物検査手順、馬の警備・監視プログラム、獣医検診、故障予防手順、馬場検査を常に徹底して監視しています」。

 モンゴリアングルームに騎乗したアベル・セディーロ(Abel Cedillo)騎手は、レース後にジョッキールームのほうに歩いて帰って行くときに、明らかに動揺しており、この出来事についてのコメントを控えた。

 モンゴリアングルームは、BCクラシック(ダート 約2000m)の前半で先行し、馬群が最後の直線に差し掛かるときも2番手に粘っていた。そして残り300mの付近で故障を発症した。単勝16倍でこのレースに臨んだ同馬は、5週間前にオーサムアゲインS(G1)に単勝26倍の伏兵として出走し、マッキンジー(McKinzie)に逆転して優勝していた。

 モンゴリアンステーブル(Mongolian Stable)に所有され、エナビッシュ・ガンバット(Enabish Ganbat)調教師により管理された4歳のモンゴリアングルームの通算成績は16戦3勝、獲得賞金は57万9,141ドル(約6,371万円)だった。

 全米馬臨床獣医師協会(American Association of Equine Practitioners)の待機獣医師であるスコット・パーマー(Scott Palmer)博士は、ブリーダーズカップの前の数週間に、出走馬全頭の安全性を最大限に確保するために導入された広範囲に及ぶプロトコルについてコメントした。

 同博士はこう語った。「本当に忙しい1週間でした。50年近く競馬に関わっていますが、競馬場に到着した多くの競走馬に対して数週間にわたりこれほど徹底的な競技外検査を実施するのを見たことがありません。これらの馬は30人の獣医師から構成されるチームにより検査されました。私は、モンゴリアングルームに対する馬体検査に関してはすべてのことが行われたと確信しています。このようなことが生じるとは誰も想像しませんでしたし、出走取消にする理由はありませんでした」。

 獣医師チームはブリーダーズカップに先立ち、6頭の出走予定馬を出走取消にするように命じていた。

 パーマー博士はサンタアニタ競馬場の馬場管理チームがブリーダーズカップに向けて行った仕事についても、次のように称賛した。

 「馬場の準備作業は驚異的なものであり、サンタアニタで行われた2日間の競馬の祭典は素晴らしいものでした。モンゴリアングルームが事故に遭ったことは当然つらいことでした。私たちは皆、動揺しています。馬場が適切な状態であったのは疑いようがありません。起こった事故がどのようなものであれ、レース前のコンディションには何の不備もありませんでした」。

 BCクラシックの優勝馬ヴィーノロッソ(Vino Rosso)を管理したトッド・プレッチャー調教師と2着のマッキンジーを手掛けたボブ・バファート調教師は、モンゴリアングルームの故障について次のようにコメントした。

 プレッチャー調教師は、「結局、私たちが最も気に掛けているのは馬の安全です。これらのビッグレースに馬を出走させることだけでなく、全てがスムーズかつ安全に進行するのを期待することにも不安を感じていましたが、誰もができる限りすべての予防措置を取ったと思います」と語った。

 バファート調教師は、「事故の瞬間を見ておらず、何が起こったのか分かりませんでした。モンゴリアングルームはマッキンジーとともに速いスピードで走っていましたが、途中でばててしまいました。力のいる馬場でした。事故が生じたことを残念に思います。私たちは馬が安全な状態で走れるように最善を尽くしてきました。このようなことが起こってしまったのはつらいことです。素晴らしい瞬間が台無しになってしまいました」と語った。

By Mike Welsch

(1ドル=約110円)

[drf.com 2019年11月2日「Mongolian Groom euthanized after suffering injury in Breeders' Cup Classic」]


上に戻る