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海外競馬ニュース
2019年01月31日  - No.4 - 2

ペガサスワールドカップ優勝馬シティオブライト、牧場に到着(アメリカ)[生産]


 128日の夜明け前、ペガサスワールドカップ招待SG1)の優勝馬シティオブライト(City of Light)と3着馬アクセラレイト(Accelerate)は、新たな拠点となるレーンズエンド牧場(Lane's End Farm)に到着した。

 ファリッシュ家が所有するレーンズエンド牧場(ケンタッキー州ヴァーサイルス近く)では、この2頭を含め3頭が今年新たに種牡馬入りする。もう1頭であるG12勝馬ウエストコースト(West Coast)は、ブリーダーズカップの後すでに同牧場に輸送されている。

 同牧場のビル・ファリッシュ(Bill Farish)氏は、不良馬場のペガサスワールドカップ(126 ガルフストリームパーク競馬場)でシティオブライトが見せたパフォーマンスについてこう語った。「シティオブライトは物凄いレースをしました。先頭に立つと、内側に入ってそのまま走り続けました。私はいつもその走り方ゆえに彼のことを気に入っていました。それに彼の父クオリティーロード(Quality Road)は現役時代に2つのレコードを打ち立てています」。

 シティオブライトの真向いの馬房にいるクオリティーロードは、9ハロン(約1800m)の2009年フロリダダービー(G1 14772)と2010年ドンHG1 14749)でレコードタイムを出している。

 ウィリアム&スザンヌ・ウォレン(William and Suzanne Warren)夫妻が所有したシティオブライトは、マイク・マッカーシー(Mike McCarthy)調教師により管理され、G14勝を挙げて引退した。それはマリブSG1)、トリプルベンドSG1)、BCダートマイル(G1)、ペガサスワールドカップにおける勝利である。また他のG1競走でも3着内に2回入っている。通算成績は116勝(24回、31回)で、獲得賞金は5662,600ドル(約62,289万円)。初年度種付料は35,000ドル(約385万円)。

 一方、アクセラレイト(父ルッキンアットラッキー)は2018年にG15勝を達成し、最優秀ダート牡馬に選ばれた。まずサンタアニタHG1)で優勝し、その後ゴールドカップアットサンタアニタSG1)、総賞金100万ドルのパシフィッククラシックSG1)、オーサムアゲインSG1)、BCクラシック(G1)を連勝した。フロニスレーシング(Hronis Racing)に所有されたアクセラレイトは、ジョン・サドラー(John Sadler)調教師に管理され、通算成績2310勝(25回、36回)、獲得賞金6692,480ドル(約73,617万円)で引退した。初年度種付料は2万ドル(約220万円)。

 ウエストコースト(父フラッター、母キャレッシング)はG12勝馬である。ゲイリー&メアリー・ウエスト(Gary and Mary West)夫妻に所有され、ボブ・バファート調教師に管理された。同馬は3歳のときにトラヴァースSG1)とペンシルベニアダービー(G1)を制し、さらに2018年にはペガサスワールドカップ・ドバイワールドカップ(G1)・オーサムアゲインS2着となり、獲得賞金に366万ドル(約4260万円)を追加した。同馬は通算成績136勝(25回、31回)、獲得賞金5803,800ドル(約63,842万円)で引退した。初年度種付料は35,000ドル(約385万円)。

 ファリッシュ氏は、これら3頭の種牡馬は今年のフレッシュマンサイアーの4頭、すなわちオナーコード(Honor Code)、リアムズマップ(Liam's Map)、トーナリスト(Tonalist)、ミスタースピーカー(Mr Speaker)と同様に質が高いと述べた。

 そしてこう付言した。「週末の前に2頭の輸送が完了したことを嬉しく思います。種付料を設定すると、すぐに反応がありました。これら3頭はすべて、種付予約がいっぱいになっています。大変見栄えが良く、彼らをここで供用できることに満足しています」。

 ファリッシュ氏によれば、これら3頭の種牡馬は、レーンズエンド牧場では標準的な40口の契約でシンジケートが組まれている。


By Eric Mitchell

1ドル=約110円)



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