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海外競馬ニュース
2019年09月19日  - No.36 - 3

クリスタルオーシャン、調教中の怪我により引退(イギリス)[その他]


 クリスタルオーシャン(Crystal Ocean 牡5歳)は9月12日朝、ニューマーケットで調教中に肢の故障を発症した。これにより同馬は競走生活からの引退を余儀なくされた。

 サー・マイケル・スタウト厩舎のスター馬クリスタルオーシャン(父シーザスターズ)は今シーズン、ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS(G1)で優勝している。同馬はウォレンヒル・ポリトラック馬場でキャンターをしている際に、乗り手が手綱を引いて下馬した。そして獣医師のベイカー・マクベイ(Baker McVeigh)氏に付き添われて馬の救急車に乗せられ、その後手術が行われた。

 オーナーブリーダーのサー・エヴリン・ド・ロトシルト(Sir Evelyn de Rothschild)のスポークスマンであるピーター・スタンリー(Peter Stanley)氏は9月12日にこう語った。

 「クリスタルオーシャンの後肢の管骨には2本のスクリューが入れられ、手術は成功しました。種牡馬生活に支障はありません」。

 クリスタルオーシャンは、英チャンピオンS(G1 10月19日 アスコット)で1番人気に推され、凱旋門賞(G1 10月6日 パリロンシャン)で単勝オッズ8倍がつけられていた。同馬はサー・マイケル・スタウト調教師に手掛けられ、4シーズンの現役生活において通算成績17戦8勝を果たした。獲得賞金は206万2,400ポンド(約2億7,842万円)。

 クリスタルオーシャンは今シーズン、これまでで最高の活躍を見せ、ロイヤルアスコット開催で初のG1制覇を決めて、世界最高レーティング馬になった。

 そしてキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1 7月27日 アスコット)では直線でエネイブルと忘れられないような叩き合いを繰り広げ、わずか首差で敗れた。これによりエネイブルはレーティング3ポンドを獲得し、世界最高レーティング馬の座を手に入れた。

 英インターナショナルS(G1 8月21日 ヨーク)でも、クリスタルオーシャンは同じようにジャパン(Japan)に頭差で敗れた。

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By David Milnes

(1ポンド=約135円)

[Racing Post 2019年9月12日「Superstar Crystal Ocean suffers career-ending leg injury on gallops」]










       








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