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2019年09月12日  - No.35 - 3

香港ジョッキークラブ、無許可で賭事提供のベットフェア社に抗議(オーストラリア)[開催・運営]


 香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club: HKJC)は9月4日、ベットフェア・オーストラリア社(Betfair Australia)が香港のレースを対象に無許可で賭事を提供し始めたことは、知的財産の"傲慢"で"不当"な横領であると述べ、直ちに停止するように要求した。

 HKJCはベットフェア・オーストラリア社に対する書簡において、香港競馬シーズン開幕日(9月1日 シャティン競馬場)のレースを対象に同社がエクスチェンジ賭事と競走中賭事を提供し始めたことを、メディアによって知らされたと記している。そして、HKJCはこのような賭事には根本的に反対であり、ベットフェア社がそのような賭事を提供することについて承認も許可もしていないと述べている。

 この書簡に署名したHKJCの事務局長であるフィラナ・プーン(Philana Poon)氏はこう続けている。「商業協定も公正確保に関する協定もなくHKJCのレースを利用する行為により、ベットフェア社は"香港競馬へのただ乗り"を行うつもりだと、私たちは考えています。このような行為は"傲慢"で"不当"と言うにふさわしく、国際的に質の高いレースの経済的価値を故意に無視しています」。

 この書簡は最後に、このような賭事の提供を止めるように要求している。

 「HKJCは、競馬の公正確保に根本的な脅威を与えるエクスチェンジ賭事に反対しています。HKJCの観点では、負け馬に賭けて利益を得られれば、それは競馬の原則と本質的に相容れません」。

 「HKJCは同様に、香港のレースを対象に競走中賭事が提供されることにも反対しています。私たちは競走中賭事を提供しておらず、どのブックメーカーに対しても競走中賭事の提供を許可していません。このような方法で香港競馬を利用することを一方的に決定したベットフェア社に対して、断固抗議します」。

 ベットフェア・オーストラリア社のCEOティム・バートン-ムーア(Tim Barton-Moore)氏はサウスチャイナモーニングポスト紙に対して、豪州では公正上の問題が生じないようにするための監視ツールが十分に揃っているとし、この計画を擁護した。

 バートン-ムーア氏はインタビュー(8月21日付)において、「HKJCの商業部門を通じて、正式な知らせはまだ受けていませんが、豪州で認可された賭事提供会社であるベットフェア社とHKJCにとって何がベストかについて議論できることに満足しています」と述べた。

 HKJCはベットフェア社の行為に対する懸念と抗議を、豪州政府や関係する競馬統轄機関に対しても表明した。それにはベットフェア社に営業免許を付与した北部特別地域競馬委員会(Northern Territory Racing Commission)、双方向ギャンブル法(Interactive Gambling Act)を所管する豪州コミュニケーション&メディア機構(Australian Communications and Media Authority)、豪州全体の競馬統括機関であり競馬施行規程を作成するレーシングオーストラリア(Racing Australia)が含まれる。HKJCはベットフェア・オーストラリア社を所有するクラウンリゾーツ社(Crown Resorts)に正式な書簡を送付し、ただちにこのような賭事提供を停止するように要求している。

By Bob Kieckhefer

[bloodhorse.com 2019年9月4日「HKJC Demands Betfair Halt Exchange Wagering on HK Races」]

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