EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > チャーチルダウンズ社、ケンタッキー州北部に新競馬場の建設を提案(アメリカ)【開催・運営】
海外競馬ニュース
2019年09月12日  - No.35 - 2

チャーチルダウンズ社、ケンタッキー州北部に新競馬場の建設を提案(アメリカ)【開催・運営】


 チャーチルダウンズ社(Churchill Downs Inc.: CDI)は、ケンタッキー州北部に新たな競馬場を建設し、ターフウェイパーク競馬場で施行されている冬季開催日程をその新競馬場に移すことを提案している。

 CDIは声明(9月5日付)において、ケンタッキー州競馬委員会(Kentucky Horse Racing Commission:KHRC)に対して冬季開催日程を要求する申請書を提出するつもりであると述べている。長い目で見れば、ケンタッキー州北部に総工費2億ドル(約210億円)で建設される競馬場&ヒストリカルゲーミング施設"ニューラトニア・レーシング&ゲーミング(New Latonia Racing & Gaming 以下ニューラトニア競馬場)"に、冬季開催日程の割り当てを求めていくつもりである。この競馬場は、年中利用できるトレーニングセンターとしての役割も担うだろう。

 ニューラトニア競馬場が建設される間、CDIは2020年冬季開催日程をチャーチルダウンズ競馬場(ケンタッキー州ルイビル)で施行することを提案している。

 CDIはこの申請書において、子会社NKYRGが2020年1月~3月・12月にライブの競馬を施行できるように、競馬運営免許を付与することも要求している。

 現在ケンタッキー州のサーキット(ある地域内で開催日が重ならないように日程を合議して決められた競馬場一群)の冬季競馬開催は、ターフウェイパーク競馬場で施行されている。しかし同競馬場のこれまでの所有者は、KHRCから繰返し奨励されているにもかかわらず、スロットマシンに似たゲーム機のヒストリカルレーシング(Historical Racing 配当金を確定する際に過去のレースを利用する)を決して設置しなかった。同競馬場はケンタッキー州で唯一ヒストリカルレーシングを運営しないサラブレッド競馬場である[キーンランド競馬場はザレッドマイル社(The Red Mile)と提携して、ヒストリカルレーシング施設を運営している。どの競馬場もレース賞金増額の手段としてこのゲーム機を設置している]。

 KHRCは昨年、ターフウェイパーク競馬場に2019年12月の開催日程を割り当てていた。同競馬場は近年、12月から3月までの競馬開催を施行してきた。チャーチルダウンズ競馬場は2020年1月からの冬季開催日程を引き継ぐことを提案している。将来的には、その12月から3月までの開催日程は新設競馬場に移されることになるだろう。

 ターフウェイパーク競馬場は今年4月、ハードロックインターナショナル社(Hard Rock International:HRI)により7億8,000万ドル(約819億円)で買収された。この取引において、HRIはダン・ギルバート氏のジャックエンターテインメント社(JACK Entertainment)からジャックシンシナティカジノ(JACK Cincinnati Casino)も買収している。HRIは現時点では、ターフウェイパーク競馬場にヒストリカルレーシングを設置する計画を発表してない。

 ターフウェイパーク競馬場のダニエル・"チップ"・バック(Daniel "Chip" Bach)場長からは、9月5日夜にコメントを得られなかった。

 CDIは声明において、2020年のこれらの開催日程がNKYRGに割り当てられれば、それはケンタッキー州のサーキットを支援するための対策となると述べている。2020年のこれらの開催日程をNKYRGに割り当てることが賞金とパリミューチュエル賭事売上げを大きく伸ばすことに寄与し、ケンタッキー州一般基金(Kentucky General Fund)、ケンタッキー州サラブレッド開発基金(Kentucky Thoroughbred Development Fund)、馬産業プログラム、馬薬物研究、高度教育に向けられる税収を増加させることに繋がるだろうと、CDIは期待している。

 KHRCの承認が得られれば、チャーチルダウンズ競馬場で実施される冬季開催日程は、完成後のニューラトニア競馬場に恒久的に移行されるだろう。

 CDIのケヴィン・フラナリー(Kevin Flanery)理事長はこう語った。「CDIは、ケンタッキー州のサーキットを守り発展させる試みに乗り出しています。ケンタッキー州の貴重な競馬・農産業を向上させる最新の取組みとして、顧みられてこなかったケンタッキー州北部の市場に相当の投資を行いたいという意欲を持っています」。

 CDIの声明で概説されているように、提案されているニューラトニア競馬場建設計画の第1段階には、最大1億5,000万ドル(約157億5,000万円)の効果をもたらすケンタッキー州北部経済開発計画が構想されている。約400の直接的な常勤・非常勤職、約800と見積もられる建設職を生み出すだろう。

 建設工事の第1段階には、最大1,500台のマシーンが設置されるヒストリカルレーシング施設、最先端のクラブハウス、飲食エリア、本馬場(人工馬場 1600m)、内側のダートコース、厩舎施設が含まれる。CDIは、ニューラトニア競馬場がケンタッキー州のサーキットに役立つ年中利用可能なトレーニングセンターとなることを期待している。建設工事の第2段階には、総工費最大5,000万ドル(約52億5,000万円)となるホテル建設が含まれる可能性がある。

 CDI所有のヒストリカルレーシング施設"ダービーシティゲーミング(Derby City Gaming)"は、ルイビルで素晴らしい業績を挙げている。ケンタッキー州北部においてもこのような施設が成功するとCDIは確信している。

 フラナリー理事長はこう付言した。「ダービーシティゲーミングは、チャーチルダウンズ競馬場の賞金を大きく引き上げました。ケンタッキー州北部の競馬ファンがニューラトニア競馬場で同様の施設を楽しめるように計画を練っています。一層多くの優良馬を集める魅力的なレースを施行して、全米の賭事客と馬券購入者を引き付けることが私たちの目標です」。

By Frank Angst

(1ドル=約105円)

[bloodhorse.com 2019年9月5日「Churchill Downs Proposes New Track in Northern Kentucky」]

上に戻る