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TOPページ > 海外競馬ニュース > ゴドルフィン、騎乗スタッフに体重67kgの維持を要請(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2019年01月24日  - No.3 - 3

ゴドルフィン、騎乗スタッフに体重67kgの維持を要請(イギリス)[その他]


 ゴドルフィンは、「騎乗スタッフは21日までに体重を67kg以下とする」という目標を掲げ、「減量が必要なスタッフに対しては健康的な方法で体重を落とせるように支援する」と強調した。

 騎手協会(Professional Jockeys Association: PJA)の上席栄養士であるダン・マーティン(Dan Martin)氏は、たった3週間しかないので、自己誘発性嘔吐(自分で吐いてしまうこと)などの"黒魔術"に頼るスタッフが出てくるかもしれないと述べた。

 ゴドルフィンのスタッフ向けの通知(18日付)は、SNSに投稿されている(この行為は内規違反にあたる)。通知にはこう記されている。

 「201811月に行われた直近の体重測定の結果を受け、今後は毎月体重測定が実施されることとなった。その記録は人事部に保管される。騎乗スタッフは服とブーツを着用した状態で測定される」。

 「体重が67kgを超えるスタッフは、すぐに騎乗を停止すること。当該スタッフには厩舎内での暫定職務が割り当てられる。その後、201921日までに体重を67kg以下に落とすことを目標とし、毎週体重測定が行われる。この期日になっても67kgを超える騎乗スタッフは、社内の"能力向上手順"に従わなければならない」。

 この通知が出された後、専属看護師の支援を受けられジムを利用できることも、スタッフに伝えられた。SNS上では「体重の上限を67kgとすることは妥当だ」と主張する者がいる一方で、この指示の詳細をあまり前向きにとらえていない者もいる。マーティン氏は、「発汗・断食・自己誘発性嘔吐を助長するでしょう。素晴らしい目標ですが、やり方に問題があります」とツイートした。

 マーティン氏は本紙(レーシングポスト紙)にこう語った。「騎乗スタッフは馬を効果的に調教するために自らの体重に配慮すべきです。その点では、ゴドルフィンと調教師の方針を支持します」。

 「ただ、十分な時間がありません。騎手がかなりの体重、たとえば½ストーン(約3.18kg)を落としたいと言ってくるとき、私たちは少なくとも6週間は必要だと考えます。永続的な減量のためには、ぜい肉を落とさなければなりません。3週間では達成できません」。

 減量が必要なスタッフが唯一実践できるのは、騎手たちが日々やらざるを得なかった方法です。それは、発汗、断食、そして"黒魔術"ともいえる便秘薬の服用や自己誘発性嘔吐です。私たちは騎手たちにこれらの方法を実践してもらいたくありません。やめるように忠告しています。厩舎スタッフも絶対にやめたほうがいいです」。

 競馬界の求人サイト(www.careersinracing.com)に載っている騎乗スタッフの募集広告には、体重を制限しているものがある。ヒューゴ・パーマー(Hugo Palmer)調教師とロバート・コーウェル(Robert Cowell)調教師は、体重上限をそれぞれ10ストーン(約63.5kg)と10ストーン7ポンド(約66.7kg)に定めている。またジェームズ・ファンショウ(James Fanshawe)調教師は理想体重を9ストーン7ポンド(約60.3kg)とし、ジョン・ゴスデン調教師の求人広告は「13頭に乗るのに理想的な体重」としている。

 ある匿名のスタッフは、牧場&厩舎スタッフ賞(Stud and Stable Staff Awards)のスポンサーでもあるゴドルフィンを次のように擁護した。「誰もこの通知には驚かなかったはずです。ゴドルフィンは常にスタッフの体重を測定しています。おそらくこの1年間、人材不足ということもあり、体重超過のスタッフは大目に見られていたのでしょう」。

 「現在"新しい雇用契約"と言われているものでは、騎乗スタッフの体重は67kgとされています。一度雇用されてその体重を保てなければ、雇用契約やルールで定められているわけではありませんが、"能力向上手順"に従わなければなりません。私の理解では、この手順においてスタッフは支援され、必要であれば異なる職務が割り当てられるかもしれません。ゴドルフィンは現在、求人広告で厩舎スタッフの体重を63kgとしていますが、これは新規採用者にしか適用されません」。

 「スタッフは、ベッドフォードロッジスパ(Bedford Lodge Spa)やニューマーケットレジャーセンター(Newmarket Leisure Centre)を利用するにあたり補助を受けられます。それにゴドルフィンの厩舎内には、スタッフなら誰でも利用できるジムがあります」。

 「ゴドルフィンはどの厩舎よりも優れた支援が受けられます。フルーツや軽い朝食も提供されます。ダーラムホールスタッドでは、出来立ての昼食・サラダバー・サンドウィッチ・スープを提供するカフェテリアがあり、ベジタリアンメニューも選べます」。

 ゴドルフィンの声明にはこう記されている。「ゴドルフィンは長年騎乗スタッフに対し、体重制限を設けてきました。人と馬の福祉を確かなものとするためです。ゴドルフィンのほぼすべての騎乗スタッフの体重は67kgを下回っていますが、そうでないスタッフは健康的な方法で減量を行うために手厚く支援されます」。

By Lee Mottershead


(訳注:ゴドルフィンはこの件で批判を受けて、"騎乗スタッフの体重は調教師の裁量に任せる"とし、
129日、この体重維持要請を撤回した)。

Racing Post 2019120Godolphin defend weight demand after top nutritionist raises concerns for staff」]


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