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TOPページ > 海外競馬ニュース > ジュリー・クローン元騎手がラフィット・ピンカイJr.賞を受賞(アメリカ)[その他]
海外競馬ニュース
2019年08月01日  - No.29 - 1

ジュリー・クローン元騎手がラフィット・ピンカイJr.賞を受賞(アメリカ)[その他]


 20年間の輝かしい騎手生活において決して消すことのできない記録を残したジュリー・クローン氏は、パシフィッククラシックデー(8月17日 デルマー競馬場)のセレモニーでラフィット・ピンカイJr.賞を授与され、同賞の16人目の受賞者となる。

 殿堂入りジョッキーのラフィット・ピンカイJr.氏にちなんで名付けられた同賞は、"公正性、ひたむきな精神、意志の強さ、卓越性"を備えて競馬に尽力した人々に贈られる。プレゼンターを務めるのはピンカイJr.氏自身である。

 同氏はこう語った。「ジュリー・クローン氏は、この賞の授与基準に完璧に適合しています。彼女は、騎乗においてスキルと意志の強さこそが成功につながる鍵であることを何度も示し、競馬界の障壁を打ち破りました。そしてポジティブな観点で競馬を語り続けてきました。この賞の受賞者としてぴったりです」。

 クローン氏はその驚異的なキャリアで、以下のように競馬界における数々の"女性初"の偉業を達成した。

― ベルモントパーク、ガルフストリームパーク、モンマスパーク、メドウランズの各競馬場の主要開催でリーディングタイトル獲得。

― 三冠競走の1つで優勝[ベルモントS(G1)をコロニアルアフェア(Colonial Affair)で制覇]。

― ブリーダーズカップ競走(2003年BCジュベナイルフィリーズ)で優勝。

― 競馬殿堂入りジョッキーに選出。

 カリフォルニア州カールスバッドの近くに住むクローン氏は、ピンカイJr.賞の受賞者に選ばれたことを喜び、こう語った。「受賞を知って半信半疑でした。ピンカイJr.氏の名前が付けられているこの賞をいただけることに、ただ感謝しています。ピンカイJr.氏と腕を競ったすべての騎手は素晴らしい経験をし、同氏のすべての偉業は競馬界に称賛をもたらしてきました」。

 クローン氏は少女時代、ミシガン州において障害飛越競技の卓越した選手だった。若きスティーヴ・コーゼン騎手(殿堂入りジョッキー)の活躍に感銘を受け、競馬界入りした。そして1981年にタンパベイダウンズ競馬場(フロリダ州)で騎手デビューを果たし、キャリアを順調にスタートさせ、一躍全米における有名人となった。

 多くの競馬場で栄誉を獲得したほかに、クローン氏は以下のような特筆すべき名誉を授かった。

― 1994年、ESPN(スポーツ専門チャンネル)により米国最優秀女性アスリートに選出。

― 1999年、国立カウガール博物館と殿堂(National Cowgirl Museum and Hall of Fame テキサス州)により表彰。

― 2002年、ミシガン州スポーツの殿堂(Michigan Sports Hall of Fame)により表彰。

― 2004年、女性スポーツ財団(Woman's Sports Foundation)のウィルマ・ルドルフ・カレッジ賞(Wilma Rudolph Courage Award)を受賞。

― 2013年、国立女性の殿堂(National Women's Hall of Fame ニューヨーク州)により表彰。

 クローン氏は数々の怪我を克服して臨んだ2003年シーズンにおいて、デルマー競馬場で獲得賞金額と勝率でトップに輝いた。その年には同競馬場で総賞金100万ドル(約1億1,000万円)のパシフィッククラシック(G1)を女性騎手として初めて制した[騎乗馬はシド&ジェニー・クレイグ夫妻所有のキャンディライド(Candy Ride)]。

 そして、どの女性騎手も圧倒的に上回る3,704勝を挙げ、獲得賞金9,000万ドル(約99億円)で引退した。

 快活なクローン氏は、競馬番組のコメンテーターに転身し、講演活動を行い、馬コンサルタントとしても活躍している。現在同氏は12歳~17歳の若者がサラブレッド競馬界や馬の健康・安全性について直接目を向けられるように、ニューヨーク州北部にジュニア・ジョッキー・キャンプ(Junior Jockey Camp)を設立している。

 クローン氏はターフライターのジェイ・ホヴデイ(Jay Hovdey)氏と結婚し、現在14歳の娘ローレライがいる。ホヴデイ氏はデルマー夏開催での活躍をはじめとする妻ジュリーのキャリアについての本『ワン・スウィート・ライド(One Sweet Ride)』を執筆し、パシフィッククラシックデーに発表する予定である。

 ピンカイJr.氏は39年間の騎手生活において、9,530勝を挙げた(当時の世界最多勝記録)。デルマー夏開催には27回参加し、通算1,011勝を挙げ、最多勝騎手であり続けている。パナマ出身の同氏は米国最優秀騎手として7回エクリプス賞を受賞。獲得賞金で首位に立つこと5回。現在72歳の同氏は、カリフォルニア州アルカディア(サンタアニタパーク競馬場の近く)に住み、競馬界の人々と交流し続けている。

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By Blood-Horse Staff

(1ドル=約110円)

[bloodhorse.com 2019年7月27日「Julie Krone to Receive Laffit Pincay Jr. Award」]




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